やっぱりキレイに映りたい。
コロナ禍で需要が増えたデバイスの1つが、ウェブカメラ。オンラインでの会議や飲み会も当たり前になって、PC内蔵のカメラではちょっと物足りない…という方に米GizmodoのSam Rutherfield記者がおすすめするのが、暗い部屋でもキレイに映るRazerの最新作、「Kiyo Pro」です。
現在、ウェブカメラといえばLogitechのBrioやSteamCamなどが人気ですが、200ドルのKiyo ProもこれまでRazerが出してきたウェブカメラから、かなりアップグレードされています。
リングライトなしでも安定した高画質
Kiyo Proが目指すのは「追加照明なしで安定した画質」を提供するウェブカメラ。ということで、スタンダードなKiyo(100ドル)と比べて最も大きな変更点は、リングライトが排除されたことです。その分、Kiyo ProはソニーのSTARVISテクノロジーを採用した大きな1/2.8 型で裏面照射型の超高感度CMOSイメージセンサーを搭載。周囲の明るさを検出し、それに合わせて映像を調節してくれるため、暗い場所や逆光といった過酷な条件でも高画質で撮影することが可能に。
HDRによる高精細映像。ただ、オーディオ性能は平均点。
Kiyo Proは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ、HDR)機能を搭載しており、最大1080p / 60fpsまたは1080p / 30fpsで動画を撮影。鮮やかな色と繊細な露出調整による高精細な映像を提供します。広角レンズを使用し、画角も80度、90度、103度の3パターンに調節可能です。
オーディオについては、全方位から音を集める16bitステレオマイクが付属しているので、音声もクリアで普段使いには十分です。もちろん、高品質のスタンドマイクほどではありませんので、こだわり派の方には物足りないかもしれません。
まだKiyo Proをフルにテストできてはいないのですが、1つだけ言えるのは、私はこのデザインがかなり好きだということ。ゲームにもテレワークにも邪魔にならないシンプルで控えめなフォルム…。傾斜角度を変えられるスタンドも付属しているので、モニターに取りつけても、机の上に置いてもOK。スタンドごと別売りの三脚につけることもできます。
レンズカバーは、置き場に困るので改善希望です。
レンズとプライバシーを守るプラスチック製のレンズカバーもついていますが、個人的な感想として、「これは後付けだな…」という印象。最近はノートパソコンでもプライバシーシャッターがメジャーになっていますが、Kiyo Proのカバーは、どちらかというとデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ的な感じ。つまり、取り外しても置き場に困ってしまうんです。結局机の上に放置することになりそう…。是非とも、未使用時には上に持ち上がるようにするとか、カメラの後ろにカチャっとはめられるとか、そういう仕様にしていただきたいです。
最初のテストでは、私が昨年使用していたLogitech Brioと比べると、ややシャープで色彩豊かだと感じました。Razerいわく、Kiyo ProはRGB照明など、ゲーマーとの相性にフォーカスして設計されているんだとか。残念ながら、まだ私はさまざまな照明条件での品質比較はできていません。
ハイエンドのウェブカメラに関しては、依然としてLogitechが優勢ですが、Razerの製品もオルタナティブとしてはかなり競争力があるので、一見の価値ありです。パンデミックが去っても、今後はテレワーク率が高くなると思われるので、昨年ガジェット不足のなか、間に合わせで購入した商品をアップグレードするタイミングなのかも。
Razer Kiyo Proは現在、Razerのサイトから直接購入可能(価格:2万4880円)で、第1四半期の終わりまでにサードパーティの小売店で販売開始予定です。
からの記事と詳細 ( 暗い部屋でもいい感じに撮ってくれるウェブカメラ。Razerの「KiyoPro」ファーストルック。 - ギズモード・ジャパン )
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