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Tuesday, March 2, 2021

「M1チップ」のあなたがまだ知らない凄さ - ギズモード・ジャパン

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「M1チップ」、まだ知らないことが実はたくさんあるみたい。

みなさん、MacBook(マックブック)のセキュリティーの強度って知っていますか? 分かりやすいように同じApple(アップル)のiPhone(アイフォン)と比較してみると、これまでのMacBookのセキュリティーは実はそこまで強くありませんでした。もちろん、iPhoneが特別セキュリティーに強いということもありますが。しかし、「M1チップ」が搭載されたことでMacBookはがらりと変わったようす。中でも、「M1チップ」はセキュリティーの向上にとっても大きな貢献をしてくれたみたいですね。

iPhoneのデータ保護がMacBookにもやってくる

「M1チップ」の一番大きな貢献はずばり、MacBookのセキュリティをiPhone並のものにしたということ。ここで、iPhoneとMacBookの違いについての話を少し。

はじめにiPhoneですが、Appleはユーザーの大切な個人情報を守るために、ソフトウェアとハードウェアの両方を細かくデザインすることで、情報の流れる箇所を隅々まで守ることを可能にしてきました。さらに、独自のプロセッサチップ(情報処理の核)を搭載することで、強固なデータ保護を根底から支えてきました。

次にMacBookはどうかというと、このプロセッサチップをインテルに外注していたため、iPhoneほどのデータ保護をこれまで実現することはできませんでした。しかし、そんなMacBookも今回ついに「M1チップ」という独自のプロセッサチップを手に入れたのです。こうして、「M1チップ」搭載により、MacBookもコンピューターの核部分の性能がiPhoneとほぼ同レベルとなり、分厚いデータ保護が可能になったというわけですね。

データ保護の強化で何がどう変わったの?

データ保護が強化されたことでもっとも変わったのはシステムの保全性です。「M1チップ」無しの型との大きな違いは、CPUを大元にして、マルウェアからシステムの脆弱性を守る仕組みが加わったこと。これにより、Appleに認証されているmacOSのソフトウェアのみが起動時に読み込まれるため、保存されているファイルやフォルダを狙った攻撃からシステムを守る力が一段と強くなりました。

さらに、情報の保管もより安全で強固なものになりました。もっともキーとなるのがパスコード/パスワード。今の時代これらはとても大切な情報の一つですよね。もしも知られてしまったら、そこから芋づる式にその他の多くの情報が漏洩してしまいます。しかも、多くのユーザーがパスワード/パスコードを入力する代わりに使用している「Touch ID(指紋認証)」には大切な生体情報まで含まれています。

だからこそ、生体情報/パスワードとパスコード情報は、プロセッサチップのとくに厳重な場所(Secure Enclave)に保管されます。この場所(Secure Enclave)ですが、銀行の奥にある重々しいドアがついた金庫と同じようなものを想像してもらえると分かりやすかと思います。これは、SoC(システムオンチップ)の一部分をセキュリティーに特化させることで可能になった技術。こうすることで、一部がメインのCPUから独立して働くことでき、結果的に、何重にもデータを守ることができるわけです。おかげで、情報は仮にデバイスが盗まれてしまっても守られるんだそう。

M1対応のマルウェアがもうあるけれども

とここまで、MacBookのデータ保護がいかに進歩したかをお伝えしてきたわけですが、なんとつい先日、M1対応マルウェアSafariブラウザの拡張子GoSearch22に含まれていたことが分かりました。何事もやはり完璧とはいかないようですね。

出だしで少し不安なニュースも入ってきてる「M1チップ」搭載のMacBook 。デバイスには私たちのあんなことやこんなことまで詰まってしまっているので、マルウェアに感染して情報が漏れたりしたら…。恐ろしいです。

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