大部屋避難所を個室で快適に 組み立て簡単、段ボールパーティション活用を コロナ対策にも | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

個室になる段ボール製のパーティション。小窓から外をのぞくこともできる。腰掛けているのはベッド（別売り）＝８日、鹿児島市の鹿児島新生社印刷

　鹿児島新生社印刷（鹿児島市）は、避難所などでプライベート空間の確保や新型コロナウイルス対策に使える段ボール製パーティションを開発し、販売している。簡単に組み立てられ、再利用が可能。ばらせばコンパクトに保管できるため、災害への備えとして活用を呼び掛けている。

　壁面となる厚さ５ミリの段ボール板７枚を１４センチ四方の段ボールの柱８本でつなぐと２２０センチ四方、高さ約１８０センチの個室になる。柱の穴に板の突起を差し込むだけで済み、工具は不要。パーティション同士を連結でき、別売りの段ボールベッドも中に収まる。

　制作部の萩原博文さん（４３）が昨年、地域の防災訓練に参加したのを機に構想し、今年３月に商品化した。同社は持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）に取り組んでおり、萩原さんは「リサイクルできる環境に優しい素材も売り。避難所で少しでもストレスなく過ごしてほしい」と話す。問い合わせ＝０９９（２６１）０１１１。

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細 ( 大部屋避難所を個室で快適に 組み立て簡単、段ボールパーティション活用を コロナ対策にも | 鹿児島のニュース - 南日本新聞 )
https://ift.tt/3hLPudx