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Saturday, August 21, 2021

ランボルギーニの歴代V12モデルの販売総数を超えた「アヴェンタドール」人気の秘密| - @DIME

apaterpengaruh.blogspot.com

その登場と共にアイコン的な地位を確立し、以後10年にわたりその座に君臨し続けることができた秘密は何か。今や多くの人の共通の憧れとなったこのスーパースポーツカーは、細部に至るまで完璧を追求する中で生まれたのか、それとも過去との決別の産物であったのか。2011年、アヴェンタドールシリーズがデビュー。先陣を切ったのはクーペバージョンのアヴェンタドールLP700-4だった。

ランボルギーニが設立された1963年以来、優れた設計と改良を重ねてきたV12エンジンを搭載。ランボルギーニ初のカーボンファイバーモノコックを備えたアヴェンタドールLP700-4は、複合素材の製造と開発をリードするランボルギーニの地位を確立し、ランボルギーニはカーボンファイバーの重要部品を大規模に内製する初の自動車メーカーとなった。

以下、ランボルギーニのV12モデルについてのトリビアを紹介する。

1.ランボルギーニ史上最高のセールスレコードを記録したV12モデル

アヴェンタドールの販売台数は、なんと過去のV12モデルをすべて合わせた販売台数を上回っている。過去のV12モデルの販売台数合計は7,000台を若干超える程度だが、アヴェンタドールの販売台数は2020年9月に10,000台という記録を達成。生産5年目にして、そのひとつ前のモデルのムルシエラゴの総販売台数を超えているのだ。

2.アヴェンタドールの「ウォーク・オブ・フェイム」

ハリウッド映画の中でも最も有名なヒーローたちを乗せてきたアヴェンタドールは、多くの人にとっての最高のスーパーカーの存在となっている。ランボルギーニのV12モデルは、イタリアや、世界の映画史に名を残す作品でも大きな役割を果たしているのだ。

バットモービルとしてのイメージを定着させたアヴェンタドールは、ランボルギーニの最も重要なV12モデルに数えられるだろう。2012年公開の『ダークナイトライジング』では、クリスチャン・ベール演じるブルース・ウェインが「Gotham-649 8227」というナンバープレートのアヴェンタドールLP700-4を運転する姿が見られた。

ただし、バットマンシリーズで主役スターを象徴する愛車にランボルギーニが選ばれたのはこれが初めてではない。本シリーズ2作目の『ダークナイト』(2008年)ではアムルシエラゴLP640、第1作『バットマンビギンズ』ではムルシエラゴロードスターが使用されていた。

3.ランボルギーニで初めてカスタマイズ可能なドライビングモードを採用

アヴェンタドールは、アウトモビリ・ランボルギーニが初めて適応型サスペンション「MagneRide」と後輪操舵を導入したモデルである。

これらのテクノロジーの挙動は、「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」および新モード「エゴ」の4つのドライビングモードを選択することによって制御される。

新モードの「エゴ」では、以下の車両の3つの領域をそれぞれ別に設定することが可能。
・パワートレイン(エンジン、4WD)
・ステアリング(LDS=ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング、LRS=ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング、サーボトロニック)
・サスペンション(磁気レオロジーサスペンション)

ドライバーはこの3つの領域それぞれに、自分の好みに合わせて「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」を選択し、独自の組み合わせを設定してアヴェンタドールの特性を気分に応じて変更することができる。

4.アヴェンタドールLP780-4 Ultimae

2021年、アヴェンタドールの最新版LP780-4 Ultimaeが発表された。ハイブリッドテクノロジーを備える次世代スーパースポーツカーの登場を前に、時を超えたデザインと技術が最高の形で集結した、アヴェンタドールのファイナルエディションである。

このモデルをアイコン的な存在に押し上げる要素のそれぞれに、ストーリーがある。限定版であるUltimae専用のカラーリングは、ランボルギーニの職人たちの手によるもので、真の芸術作品へと仕上げるために40時間以上の綿密な作業を要する。

インテリアは、エクステリアにも使用されるカーボンファイバー等の超軽量素材で装飾、キャビン全体には小さなY字型モチーフをちりばめた特別なレーザー加工のアルカンターラを使用。

このファイナルエディションのランボルギーニの紛れもない稀少性と価値を示すのは、限定350台を記念したカーボンファイバー製のプレートである。

最高出力780hpの縦置きミッドシップV12自然吸気エンジンは、世界でも真に唯一無二の存在。60度角の気筒を備えたV12は、完璧なハーモニーを奏でる。例えるならば、年月とともに美しい音色を奏でるヴィンテージバイオリンと言えるであろう。

関連情報:https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/aventador

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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