「次回からはちゃんとご予約してからお越しを」――。湯元ホテル阿智川（長野県阿智村）で26日夜、部屋に入り込み、悠々と寝そべっていたムササビが見つかった。ムササビの「無断宿泊」としてホテルの公式ツイッターで紹介したところ、27日午後4時半時点で1万2000以上リツイートされ、6万7000以上の「いいね」がつくなど話題を呼んでいる。
同ホテルによると、ホテル従業員が同日夜、5階の部屋の中で畳に寝そべり、すっかりくつろいだ様子のムササビを見つけた。従業員の気配がしたのか、間もなく窓から逃げたという。数年前、ホテル6階の部屋のベランダにムササビが巣を作って住んでいたことがあった。そのためか、巣にいたムササビの子が巣立った後も時折、ムササビが姿を現すのだという。
ホテル側は、この日のムササビについて「壁をひっかくこともせず、行儀のよいお客さんでした」と評した。話題となっていることについては「『無断宿泊』をして料金も払わず、いなくなってしまいましたが、ツイッターで注目が集まっており、（結果的にホテルの宣伝となったことから）お代は支払ってくれたものと考えています」【坂根真理】
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