熊本県にまん延防止等重点措置が適用されてから２８日で１週間となりましたが、この間の新規感染者数は合わせて５８００人余りと前の週の１.６倍に急増していて、依然、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
県内の感染状況を具体的に見ますと、まん延防止等重点措置が適用された先週２１日から２７日までの１週間の新規感染者は５８０８人に上り、前の週の３６１９人から１.６倍に増えました。
県内ではおととし２月に初めての感染者が確認されてから累計の感染者数が１万人に達するまで１年半かかりましたが、今回のいわゆる“第６波”では年明けから２７日までの２７日間だけで１万２６３人の感染者が確認されるなど、今までにないスピードで感染が広がっています。
この１週間の感染者を年代別に見ますと、１０代が全体の１６％と最も多くなっているほか、１０歳未満、２０代、３０代、４０代もそれぞれ１５％と、子どもや若者、それに働き盛りの世代が多くなっています。
こうした中、療養者の数は２６日時点で６１６９人に達し、このうち自宅療養者は３４３４人といずれも過去最多となっていて、フォロー態勢をどう構築し維持していくかが課題となっています。
また、リスクレベルを判定する指標となる「最大確保病床使用率」は２７日時点で県内全体で４９％に達していて、医療のひっ迫が懸念されています。
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