ショベルヘッドやパンヘッド等のビンテージモーターを搭載したカスタムの製作が得意の遠藤自動車(群馬県太田市)は、独特な”遠藤スタイル”とも言うべきビンテージボバーやチョッパー等のイメージがあるのだが、今回は、遠藤自動車のベースシルエットからの仕上げではなく、完全にフレーム単体からオリジナルテイストで組み上げたカスタムを紹介する。
オーナーのリクエストに徹底的に応えたカスタム
オーナーからのリクエストは、とにかく徹底的に低いプロポーションであり、各部に危険なイメージを追求すること。なおかつ、限りなくゴージャスであることも求められ、ディスカッションの上、製作にかけられた時間は約2年だという。
完全にワンオフ製作されたフレームは、今までにない極太のスチール鋼管が選ばれ、サイドビューはリヤホイールの高さとバイク自体の全高があまり変わらないほどのシェイプになっているのが驚きだ。実際の車両を目にすると、本当に低くて長い。これ以上のロングホイールベースカスタムは、今まで一度も見たことがないと言っても良いくらいである。
ホイールは前後ともに80本のステンレススポークを使用し、クラシカルなイメージとゴージャス感が見事にコラボした外観。遠藤自動車オリジナルパーツの使用とワンオフ製作されたパーツの集合体で、オーナーからのリクエストに応えたスペシャリティーカスタムとなった。
エンジンは’81年式のFLHがベース。排気量は1340ccである。キャブレターには、今やデッドストックとなってしまったSUキャブレターを採用し、ミッションはレブテック製の6速を選択している点もユニークだ。
エンジンは’81年のFLHがベース。キャブレターはSUを使用する。
マフラーはワンオフのディビアスマフラー(メッキタイプ)に真鍮のエンドキャップを装着。
フロントブレーキは、カスタムテック製の2ポッドビレットタイプ。フロントホイールは23インチで80本のステンレススポークを組む。
リヤホイールは18インチ。80本のステンレススポークに260/40のワイドタイヤを装着する。
ハンドルはワンオフ製作。名前をスパイクハンドルと言う。ヘッドライトは4.5インチで真鍮のバードゲージを装着。ライトステーはワンオフ。
スピードメーターは、モトガジェット製デジタル。メーターブラケットはワンオフ。
ガソリンタンクはワンオフ。グースフレーム用のハイトンネル加工がされる。ペイントはフレーム/サブタンクともに「Gクラシックカスタムペイント」の仕事だ。
シートはワンオフのサドルタイプ。クロコダイルの皮革に真鍮鋲で仕上げる。
コントロールステップは、ワンオフのビレットタイプ。
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