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Sunday, April 24, 2022

発見された10人 全員の死亡を確認…知床沖で行方不明の「観光船」 残り16人の捜索続く - FNNプライムオンライン

 北海道知床沖で4月23日から乗客乗員26人が乗った観光船「KAZUI」(カズワン)が行方不明となっている事故で、24日午後5時までに計10人がみつかり、ヘリなどによって搬送されました。

 海上保安庁の関係者によりますと、発見された10人全員の死亡が確認されました。

 10人がみつかった場所や時間は以下の通りです。

 ▼午前5時05分ごろ
 道警が知床岬先端の海上で3人を発見

 ▼午前5時45分ごろ
 海保が知床岬先端の岩場で2人を発見

 ▼午前6時35分ごろ
 道警が知床岬の先端付近の海上で1人を発見 

 ▼午前7時30分ごろ
 海保が知床半島先端の波打ち際で2人を発見

 ▼午前9時20分ごろ
 自衛隊が知床岬先端付近の海上で1人を発見

 ▼午後
 自衛隊のヘリが1人を発見

 24日午後5時までに発見された人は計10人で、残り16人の捜索が続いています。


 第一管区海上保安本部によりますと、「KAZUI」(カズワン)の乗組員は以下の通りです。

 ●船長  豊田 徳幸 さん(54)
 ●甲板員 曽山 聖 さん(27)


 国土交通省は以下の相談窓口で、事故の被害者や家族からの相談などを受け付けています。

 本省相談窓口 電話 03-5253-8969 

 北海道運輸局 電話 011-290-2725
(平日 午前8時30分~午後5時15分)


 この事故は、4月23日午後1時15分ころ知床半島の西側沖合を航行していた知床遊覧船所有の観光船「KAZUI」(カズワン)から「浸水している」などと第一管区海上保安本部に救助要請があったものです。

 現場海域では、海保7隻、道警1隻、救難所の所属船はウトロ救難所7隻、斜里救難所2隻、捜索協力で知床観光の所属船1隻です。また海自1隻も現場に向かっています。

 上空からも、海保5機、道警1機、空自1機、海自2機が捜索にあたっています。


 船の航行に詳しい東海大学海洋学部の山田吉彦教授は今回の事故について以下のような点を指摘します。

 「今回の事故の一番の原因はこの悪天候、厳しい気象条件の中での運行にあった。波浪注意報が出ている状況でるような状況では(出航を)見合わせるのが必要だった。波の高さが3メートルあったといわれているので通常であれば見合わせるべき状況だった」


 「3メートルの波でのこのタイプの観光船での遊覧であればほとんどの人が船酔いしていただろう。おそらく相当短い時間で浸水が始まって傾いて、30度というとほとんど海面が真下に見える状況あっという間に船内が水に浸かったのでは。この船だと30度傾いた段階で手の施しようがない、なかったと考えられる」

北海道文化放送

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