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Saturday, November 26, 2022

小児科医師に聞く 同時流行の懸念・ワクチン接種の注意点とは|NHK 沖縄県のニュース - nhk.or.jp

沖縄では新型コロナの感染が、全国に比べると落ち着いています。

そんな中、この冬、コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されています。
ワクチン接種に注意点などはあるのでしょうか。

小児感染症内科の張慶哲医師に聞きました。

池間アナ「今の沖縄の感染状況、全国と比較して人口比で最も低い状況です。今の状況としてどのように分析されていますか?」

張医師「沖縄県は累計の感染者数が全国に比べてかなり多くて、県民のだいたい35%ぐらいがすでに感染したっていうことがはっきりしています。今までに感染して免疫を持っている人がかなり多い状態になったので、今回の第8波の始まりに関しては、全国平均よりも低い水準で推移していると」

池間「今後はどのように予想していますか?」

張医師「年末年始の人の動き、そして新しい変異株の動きが今後の感染者のどうなっていくかがポイントだと思います。今持っている免疫を回避するような新しい変異株が入ってくるようであれば状況はまたかなり変わると思います」

いま心配されているのがインフルエンザとの同時流行です。

張医師「このコロナとインフルエンザ同時に感染すると、症状が重くなる可能性があるというふうに聞いていますので、同時流行して、さらに同時に感染したりっていうことは起こると、病態としても重い人が出てくるんじゃないかなっていう心配はあります」

では感染に備えて、インフルエンザのワクチンと新型コロナのワクチンを打つ場合順番などはあるのでしょうか。

張医師「インフルエンザのワクチンと新型コロナウイルスワクチンは同時に接種することも可能ですし間をあける必要もないです。別々に打つとしても、コロナウイルスワクチンをうけたあとに翌日にインフルエンザワクチンをうけることもできますし、その逆もできます。年齢問わず、子どもでも大人でも両方のワクチンを接種することをすすめています」

先月から、生後6か月から4歳までの新型コロナのワクチン接種が始まっています。

小児科の医師として張さんは…

張医師「1つはこの年齢は自分たちで進んで感染対策とかできないっていうことですね。マスクもできないですし、手洗いも促せばできる子もいると思うんですけども、多くの子が進んでできないので、感染のリスクが常にある世代だということ。それからオミクロン株にかわった2022年からですね、こどもの重症者とか死亡者の数が増えていまして、2022年の1月から8月のデータでこどもの死亡者が41名あるということ。このうち半分は基礎疾患をもっていない方だということなので…」

この世代の接種では、感染予防効果は73%。
そして、副反応は熱が出るのが5%〜7%で大人より低いと言います。
しかし、子どもへの接種。
不安を感じる保護者にはこう話します。

張医師「私のこどもも実は対象年齢の子どもがいまして、先週私の子どもも1回目の接種。特に何ごともなく元気にすごしていて。私自身も親として考えたら不安がなかったかと言われるとそんなことはないので。ただ亡くなっている人が41人全国でいるということは同数とかそれ以上の重症の方とか入院の方がいらっしゃるということで、決して重症化率が低いからといって重症者の数が少ないと言うことでないことをうまく知ってもらえたらなと思います」

新型コロナとインフルエンザのワクチンは同時に打っても問題ないとしていますが、厚生労働省ではインフルエンザ以外のそのほかの病気を予防するためのワクチンについては間をあけるよう呼びかけています。

予防接種を受ける際には医師に相談して下さい。

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