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Tuesday, January 24, 2023

日立ソリューションズ・クリエイト、AI活用で河川の危険水位を判定 ... - ITpro

 日立ソリューションズ・クリエイトは2023年1月12日、河川の水位監視業務を支援する「AIプラス 画像認識AIソリューション 河川水位判定サービス」の提供を始めた。監視員が目視で確認している河川の水位をAI(人工知能)が画像から判定し、監視員の負荷を軽減する。

 同サービスは、河川沿いに設置したカメラの画像から水位を監視する、ビデオ・マネジメント・システム(河川監視VMS)で収集した画像から水面を検出し、あらかじめ設定した水位のしきい値を超えた際にAIが判定する。監視員の負担を軽減し、急激な水位上昇を見逃すリスクも減らすとする。開発に当たっては中電工とハイテクインターと3社共同で2021年に実証実験を実施、実用性を確認した。

 同サービスには従来からの河川監視VMSを補強する目的がある。自治体は防災活動の一環として河川監視VMSの導入を進め、日ごろから河川の水位を監視している。同システムにより監視員は現地に足を運ばずに監視できるが、通常、河川監視VMSは画像を表示するだけで、水位が危険かどうかは監視員が画像を見て判断する必要がある。今までは複数の画像を少人数で確認しなければならないなど、課題が多かったという。

「AIプラス 画像認識AIソリューション 河川水位判定サービス」の活用イメージ。汎用的に利用できるよう、事前学習を済ませたAIを提供するため、河川監視VMSと連携させればすぐに使えるとしている

「AIプラス 画像認識AIソリューション 河川水位判定サービス」の活用イメージ。汎用的に利用できるよう、事前学習を済ませたAIを提供するため、河川監視VMSと連携させればすぐに使えるとしている

(画像:日立ソリューションズ・クリエイト)

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 同社は2027年までに累計1億5000万円を販売目標として掲げる。提供価格は個別見積もりとなる。

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