冬の間、雪で閉ざされていた青森県むつ市の恐山で1日、山開きが行われ、朝早くから参拝者たちが次々に訪れています。
日本三大霊場の1つとされる恐山は、冬の間深い雪で閉ざされますが、山に通じる道路の除雪が終わり、1日、山開きを迎えました。
県内外から訪れた参拝者たちは、岩肌がむき出しになり荒涼とした風景が広がる参道を進みながら、写真を撮ったり立ち止まって手を合わせたりしていました。
そして、湖のほとりにある「極楽浜」と呼ばれる砂浜にたどりたどり着くと、青い湖と白い砂浜が広がる美しい景色を眺めながら静かに散策していました。
兵庫県から訪れた男性は「16年前にも恐山に来たことがあり、青森に来たついでに再び来てみました。無の世界のようでまた訪れたい」と話していました。
また、神奈川県から訪れた女性は「今までに見たことがない風景で心が晴れやかになりました。これから下北半島の海も訪れて岬の景色を楽しみたい」と話していました。
恐山は10月まで参拝でき、最も多くの人が訪れる「夏の大祭」は7月20日から24日まで行われる予定です。
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