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Saturday, June 3, 2023

茨城県取手市の住宅地浸水 救助活動続く|NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp

茨城県取手市の住宅街では、複数の住宅が床上浸水の被害にあい、3日夕方になっても水が引いていない状態で、消防がゴムボートで住宅内に取り残された人たちの救助活動を行っています。

浸水被害が出ているのは取手市の北部に位置する双葉地区です。
消防によりますと、救助活動は3日午前8時すぎに始まり、午後5時半までに23人を救助し、いまのところけがをした人や行方が分からなくなっている人はいないということです。
消防では現在も救助活動にあたっているということです。
地元の自治会長によりますと、双葉地区はおよそ1120世帯が暮らしていて、浸水は地区の広い範囲に及んでいるということですが、市では被害の全容はわかっていないとしています。
3日午後、現場では水かさが足の付け根ほどの高さまで上がるなか、住民が歩いて家の外まで避難していたほか、自宅の中に入った水をバケツで外にくみ出す様子や自宅の2階から外の様子を心配そうに眺める住民の様子が見られました。
40年ほどここに住んでいるという男性によりますと、「この地区は雨が降るたびに住宅が浸水してきたが、ここまでひどいのは初めてです。自宅の電気は止まり、プロパンガスのボンベも水に浮いてしまっています」と話していました。
取手市によりますと、浸水した地区は北側を牛久沼に、南側を小貝川に挟まれていて、浸水を防ぐため水を小貝川に流す排水ポンプが設置され、2日の夕方から2機の排水ポンプをいずれも稼働させていたということですが、小貝川の増水に伴い、排水作業が難航しているということです。
住宅が広い範囲で水につかっている茨城県取手市の双葉地区の自治会長によりますと、3日午前4時半ごろから水があふれ出し、大人の胸の高さほどの深さになったところもあったということです。
双葉地区は牛久沼と小貝川に挟まれた地域で、あふれた水を排水ポンプで小貝川に流そうとしているものの、川の水位も高いため難航しているということです。
この地区には1人暮らしの高齢者も多く、自治会長によりますとこれまでに高齢者を中心に10人以上が消防のボートで救助されたということです。
これまでのところ、けがをした人や連絡がとれない人がいるという情報は寄せられていないということです。
自治会長は「これまでも大雨の際に浸水することがあったので、家の土地をかさ上げしていた人もいるが、今までにない規模の浸水だと感じている」と話していました。

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