【デトロイト（米ミシガン州）＝帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平（２９）が８月１日の期限までにトレードされないことが確定的になった。ミナシアン・ゼネラルマネジャー（ＧＭ）が２７日、デトロイトでのタイガース戦前に取材に応じ、「私たちは大谷翔平が大好きだ。素晴らしいチームメートで、ここに長くいる選手だ」と話し、残留の方針を示した。
エンゼルスは２６日、ホワイトソックスから、ともに実績のある２９歳の右腕で、通算５９勝で先発のジオリトと同３８勝で中継ぎのロペスを、マイナー選手２人とのトレードで獲得。プレーオフ進出に向けて戦力を補強する「買い手」の立場となった。若手有望株の獲得のために主力選手を放出する「売り手」の立場を取らなかったため、大谷をトレードしない見通しとなった。
大谷は「こうやって買い手側に回ることによって、戦力的には強化されるし、やる気、士気も高くなる。エンゼルスで最後までプレーするつもりで今までやってきた。周りの声も含めて、気持ちもすっきり臨めたので、これからプレーオフを目指して頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。
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