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Wednesday, September 13, 2023

ドキュメンタリー「NCT 127: The Lost Boys」が映し出す、“ネオ ... - VOGUE JAPAN

9人の成長と軌跡を描いたネオ・ドキュメンタリーシリーズ「NCT 127: The Lost Boys」の全4話を観た。この“ネオ・ドキュメンタリー”というキャッチフレーズを見て、ここでもネオ!?と笑ってしまったが、いやいや、マジで“ネオ”! てっきり、ライブ映像に撮り下ろしたメンバーたちの語りが混ざる、ごく普通のドキュメンタリーだと、そんな凡庸な想像をした自分が恥ずかしい。

メンバーそれぞれが自分の過去を辿ってゆく。子どもの頃の性格、家庭環境、家族との関係性、思春期の悩み、アイデンティティーの危機、ターニングポイント……。今まで語ることのなかった心の中の楔をカメラの前で解き放つことで、彼らの素顔、本音が浮かび上がる。それもそれぞれが異なる表現方法なのが面白い(本人たちが選んだらしい)。

© 2023 Disney and its related entities

例えばマークは、スタジオでの再現で子どもが演じている。トロントの様子を雪だるまと紙吹雪で表していたり、まるで演劇の舞台を見るかのようだ。テヨンは、マークと同じスタジオでの再現だが、面白いのは本人も子ども役を演じるところ。というか、テヨンは他のメンバーのシーンでも声や別人の役で全編にわたってちょこちょこ登場する。メンバーの人生に触れることで、思うところもあったようだ。

ジェヒョンはスタンダップ・コメディー(日本で言う漫談)に挑戦。ジョンウはピエロとして街の人々と接し、カメラが趣味でもあるジャニはメンバーの撮影を試みている。子ども時代がアニメーションで描かれるメンバーも多いが、それぞれ絵のテイストが違っていて楽しい。いやはや、すごく手をかけて作られたドキュメンタリーといえるだろう。メンバーによってはソロ曲も披露する。その曲のセレクトが興味深く、撮り下ろしなのも嬉しいところだ。

成功を手にするまでの光と影

© 2023 Disney and its related entities

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