任期満了に伴う長門市長選挙が12日告示され、いずれも無所属の現職と新人のあわせて2人が立候補しました。
長門市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、2期目を目指す現職の江原達也氏(60)と、新人で自民党と公明党が推薦する長門市教育委員会の元教育部長、南野佳子氏(60)の2人です。
各候補の訴えです。
江原候補は「新型コロナウイルスで低迷した地域経済を活性化させたほか、子育て支援や観光、それにデマンド交通の実現など多くの施策を展開しながら4年間走り続けてきた。市民から住み続けたいと思われる魅力のある長門市を作っていきたい」と訴えました。
南野候補は「若い人の働く場が少ない、後継者がいないという現状を打破し、医療・福祉や教育、それに子育て環境の充実を図り、長門市の課題である人口減少や少子高齢化の対策を進めていきたい。次の時代に向けた今までにない新しい形を作っていく」と訴えました。
長門市は人口3万人余り。
安倍元総理大臣の出身地で伝統的に保守が強く、漁業や水産加工業のほか、温泉街や豊かな自然景観を生かした観光業が中心的な産業です。
選挙戦では現職の1期4年の市政運営に対する評価をはじめ、衰退する水産業の振興や、ホテルの誘致などの観光の活性化策、それに子育て支援など人口減少対策をめぐって論戦が交わされる見通しです。
長門市長選挙は今月19日に投票が行われ、即日開票されます。
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