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Friday, December 1, 2023

県が対応要請の私立高校 部活動でのいじめ「重大事態」を認定 ... - nhk.or.jp

熊本市にある私立高校の男子生徒が、部活動で4人の上級生から暴行や暴言を受けて長期間欠席し、学校が先月、法律に基づく「重大事態」と認定したことが分かりました。
この問題では、熊本県がことし5月以降、複数回にわたって重大事態とみなして学校側に組織的に対応するよう求めていました。

学校や男子生徒の保護者、熊本県によりますと、男子生徒は所属する運動部で4人の上級生から暴行を受けたほか、「死ね」と言われるなどして去年6月から9月までに39日間欠席しました。

男子生徒はことし4月には「トラウマ反応」と診断され、今も別室での登校が続いています。

学校は3人に対して停学処分とし、1人は口頭での厳重注意としました。

いじめ防止対策推進法に基づく重大事態に該当するかは、いじめの疑いで年30日の欠席期間が目安のひとつとなっています。

このため熊本県は重大事態とみなしてことし5月以降、学校に対して組織的に対応することなどを複数回にわたって助言しました。

学校は先月24日に重大事態と認定して県に報告し、弁護士や臨床心理士など3人で第三者調査委員会を設置する方向です。

学校は「もともと重大事態との認識はあり、第三者委員会の準備も進めていた。男子生徒がクラスに入れるように今後も一生懸命取り組みたい」と説明しています。

生徒の父親は「いじめや暴力に対する認識が欠けている。今まで学校に訴えていたように暴力やいじめに関して学校は真摯に受け止めて原因究明と再発防止を行ってほしい」と話しています。

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