◆第29回全国都道府県対抗男子駅伝（21日、広島市・平和記念公園前発着、7区間、48キロ）
昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ（MGC）で2位に入り、パリ五輪男子マラソン代表の赤崎暁（九電工）は、ふるさと出場で熊本の最終7区（13キロ）を走ったが、39分13秒で47選手中、区間37位に終わり、熊本の順位も四つ落として18位にとどまった。
「結果を求めた上で今回抜かれてしまったところもあったので、そこはしっかりと反省していかないといけない」。高速化する世界のマラソンレースを想定し、レース前日の20日に九電工の綾部総監督と電話で話し合い「今まで突っ込んでいくレースをしてこなかったので」と、最初の1キロを2分40秒あたりで入るという想定でスタートした。だが、手元の時計での測定では「ちょっと力みすぎて、2分35秒あたり」と〝オーバーペース〟になってしまったという。
14位でたすきを受け取った時、その時点で10位だった茨城と16秒差、同11位の長崎と15秒差、同12位の鹿児島と11秒差、同13位の広島とも9秒差。「前の方に4チームが集団でいたので、それに追いつくというつもりで行った上で突っ込みすぎて、それで『ああ、もうきつい』と考えていた部分が、自分の中でちょっと駄目だったところなのかなと思います」と反省しきり。それでも「こうやって初めてレースをした分、これじゃ駄目だ、突っ込みすぎ、というのは理解できたので、それはしっかりと修正して、次につなげていきたい」と語る。
2月18日の青梅マラソン30キロに出場予定。「オリンピックのコースも坂があるので、そこを意識した上で、しっかりとレースに挑もうと思っています」と今後を見据えた。
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