◇21日 中日1―0広島(バンテリン)
中日・高橋宏斗投手(21)がリーグ再開初戦の勝利に導いた。21日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)に先発し、7イニング無失点で無傷の4勝目。援護はたった1点でも、十分に思えるほどの快投だった。
ゼロに抑えれば負けない―。21歳の投球がそう教えてくれる。先発・高橋宏が広島の先発・床田との投げ合いを制した。「どちらが先に1点を取られるかの勝負。粘れたのがよかったです」。援護は1点で十分だった。
ゼロに抑えれば負けない―。21歳の投球がそう教えてくれる。先発・高橋宏が広島の先発・床田との投げ合いを制した。「どちらが先に1点を取られるかの勝負。粘れたのがよかったです」。援護は1点で十分だった。
この日の直球は150キロ前後。「状態はよくなかった。これぐらいスピードが全体的に落ちるのは今までになかったですね」。置かれた状況、目の前にある材料で料理できるかが腕の見せどころ。右腕にはそれができた。「真っすぐのキレを出して、150キロ以上に感じさせられる投球をしようと思いました。そのためにフォームの再現性と、変化球もしっかりと腕を振って投げる。いい勉強になりました」。球速以上のスピードを感じさせる直球で、コイ打線に凡打の山を築かせた。
おのずと局面も分かる。「今日の試合が決まると思ったので、フルの力を出しました」と振り返ったのは7回。先頭から野間、小園の連打などで1死二、三塁。打席には代打の切り札・松山。2球目。この日の最速153キロ直球で遊ゴロに打ち取り、村松の本塁送球でまずは三塁走者・野間を本塁タッチアウト。最後は菊池をスプリットで空振り三振に打ち取り、雄たけびを上げた。
リーグ戦再開のマウンドを託された。「イニングも多く投げないといけないし、僕たち先発は1週間そのために準備している。中途半端な投球はできません」。自身は開幕に出遅れた分を取り返す活躍を見せる一方で、交流戦を投げ終えた柳、小笠原は出場選手登録を抹消された。「今、先発が思うような結果が出ていないので、誰かがカバーしないといけない。前半は僕が出遅れた分、いろんな人にカバーしてもらった。苦しいときにチームを救える投球をしていきたい」。右腕はそう誓っていた。...
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