有名人や外国人が集う高級住宅地であると同時に、名店として知られる飲食店や下町的な雰囲気が多く残る麻布十番。
そんな多面的な魅力のある麻布十番にある、築23年のマンションで暮らす江口亮介さん。
新卒で株式会社リクルートに入社後、マッキンゼーアンドカンパニーに転職。2019年4月にはハイエンド不動産を紹介するメディア『TERASS』の運営を行う株式会社TERASSを創業されました。
その1年前の2018年4月、江口さんは六本木ヒルズと緑が見える、眺望の良いこのマンションを購入。自分好みにフルリノベーションして生活されています。
お気に入りの場所
ゆったりしたソファのあるリビング
ゆったりとしたグレーのソファは、BoConceptのもの。窓の向こうの六本木ヒルズと緑が見えるこの場所が、江口さんのお気に入りの場所です。
「休日は朝も昼も夜も、ここでのんびり過ごしています。タブレットで本を読んだり、YouTubeを見たり。オットマンがないので、ローテーブルに足を乗せてくつろいでいます。夕方になると窓から陽が差し込んで、ポカポカして気持ちいいんです」(江口さん)
ソファから少し離れた場所には、ガラスのダイニングテーブルも。
「休日は彼女が料理をしてくれるので、ここで一緒に食事をします」(江口さん)
イタリア製のタイルを貼った洗面所
V字に貼られたグレーの菱形タイルが目を引く洗面所も、江口さんのお気に入りの場所。洗練された雰囲気はリビングルームと一体感があって、とても素敵です。
「洗面台はサンワカンパニー、タイルはイタリア製です。部屋全体のリノベーションをお願いしたインテリックスさんに『ホテルのような洗面所にしたい』とイメージを伝えました。壁にタイルを貼るのが憧れだったので、このタイルもインテリックスさんに探してもらったんです」(江口さん)
江口さんの身長に合わせて設置した洗面台は、高さ1メートルとちょっと高め。
壁に花瓶をかけたトイレ
「トイレも気に入っているんです。黒い壁に釘を打って、そこに花瓶をかけています。以前は生花を飾っていたのですが、手入れが大変なので今は造花にしています」(江口さん)
リードディフューザーも置いてあって、トイレの中はとてもいい香りがしていました。
この家に決めた理由
この家に住む前も麻布十番で暮らしていた江口さん。ひとつ前の住まいでは築40年以上のマンションを購入してリノベーションしたそうです。
“マーケットが良かったのと、またリノベーションをしたくなった”という理由でその家を売り、今の家に転居。決め手は何だったのでしょうか?
「職場のある六本木までアクセスのいい麻布十番周辺で、駅から近いこと。エレベーターが混んだり、大勢の人が住んでいるタワーマンションはなんとなく苦手だったので、10階建て以下の物件であること。それから、リノベーションしても眺望は変えられないので、緑が見えることが条件でした。
赤坂、乃木坂、六本木、広尾、恵比寿などの物件も見たのですが、やっぱり麻布十番がいいんですよね」(江口さん)
江口さんにとって、麻布十番の魅力とは?
「大手企業がやっている店から、ご夫婦ふたりで経営している店まで、おいしい飲食店がたくさんあって、土日のランチが楽しいんです。夜友達と飲むときもお店の選択肢も多いですし、日進(ワールドデリカテッセン)、マルエツ、成城石井もあって、本当に住みやすいんですよ。基本、移動は自転車なので、出かけるのも便利なんです」(江口さん)
新築より綺麗なんじゃないか?と思える家を目指したという、この家を購入する経緯やリノベーションのこだわりなど、詳しくは「リノベストーリー」でご紹介します!
残念なこと、気になるところ
冷蔵庫の色が今の家には、ちょっと合わない
「前の家に住んでいたときに使っていた冷蔵庫を持ってきたので、今の家に色がちょっと合わないんですよね。本当はガラスフロントの冷蔵庫にしたいんですけど、そんなに冷蔵庫は使っていないし、10万円くらいはするので、しばらくは我慢します」(江口さん)
エアコンの位置を変えたので、エアコンの効きが良くない
「もともとは、今テレビがある壁にエアコンがついていました。でも、その壁をムラのある黒いモアレ塗装に変えたのでエアコンの白い色と合わなくなり、位置を変えました。
その影響でエアコンの効きが悪くなってしまったので、サーキュレーターをつけて空気を循環させるようにしています」(江口さん)
お気に入りのアイテム
自作のウッドデッキ
設計書をご自分で描いたというバルコニーのウッドデッキは、「皆さんもやったほうがいいです!」と江口さんも力説する、一押しのアイテムです。
以前住んでいた家でもウッドデッキをDIYしたそうで、そのときの経験が生きているのだとか。
「材料はホームセンターで買って、全部で3万円くらいでした。友達5〜6人に手伝ってもらって、5日間くらいで完成させました。立ち上がりをつくることで一体感を出しています。
それから、ウッドデッキをリビングと同じ高さにして、部屋が広く見えるよう工夫しています」(江口さん)
バルコニーのサッシもご自分で塗ったそう。仕上がりがとても綺麗で驚きました。
「サッシによく使われるアンバーという色が好きじゃないので、マットブラックに塗りました。ヤスリをかけて表面をざらつかせ、吸着が良くなる下地を塗って……。友達に手伝ってもらって寝室のサッシも同じ色に塗りました」(江口さん)
塗り終わるのにかかった日数は丸一日だそうです。
犬のぬいぐるみ
「インテリアショップに置いてあったのを見て一目惚れしたのですが、非売品だったのでネットで探して買いました。インテリアにもなり、抱き枕にもなるので気に入っています。4〜5年前から一緒に引越ししている相棒です(笑)」(江口さん)
グラデーションカラーのドレープカーテン
「玄関は白、リビングダイニングのフローリングは薄いグレー、部屋の一番奥は黒と、部屋の色をグラデーションにつくっているのですが、それをこのドレープカーテンでも表現しているんです」(江口さん)
麻素材のこのカーテンは、もうひとつ目的があって採用したそう。
「天井を10cmほど高くなるようにリノベーションしたので、天井とカーテンレールの間が広く目立つんです。そこをうまく隠すためにドレープカーテンにしています」(江口さん)
ソファ側の窓も同じドレープカーテンでした。下ろすと手前に置いた植物のグリーンが映えて、まるで絵のようです。
ベッドルームのペンダントライト
「ベッドルームのペンダントライトもBoConceptです。夜、寝る前にちょうどいい明るさで気に入っています」(江口さん)
リビングダイニングの壁につけた丸い鏡
グレーに映る丸い鏡も、BoConceptのもの。
「家は直線的になってしまいやすいので、ここに丸いものを置きたかったんです。色付きの鏡って珍しいですよね」(江口さん)
フレームのカッティングが美しい鏡でした。
暮らしのHow Toやティップス
生活感が出るケーブルはしまう
美しく洗練された、生活感のない江口さんの部屋。この美しさを継続させるために工夫していることはあるのでしょうか?
「生活感が出るのがイヤなので、テレビの下の棚をコード類を中にしまえるように設計してもらいました。しまう場所をつくっておくと生活感が出にくくなると思います。
同じく生活感が出やすいゴミ箱も、ゴミ箱用ではないカゴを使っています」(江口さん)
面が大きい部分は、こまめに掃除する
「ガラステーブルや金物など、面が大きいところが汚いとイヤなので、ウェットティッシュでこまめに掃除します。鏡も常にきれいにするように気をつけています」(江口さん)
部屋にお気に入りの香りを置く
ご自分のことを「匂いフェチ」だと表現していた江口さん。そうおっしゃる通り、玄関を開けた瞬間、とてもいい香りがしました。 その正体は、お部屋の各所に置かれたリードディフューザーでした。
「さりげなく香るものを複数置いています。僕が香り好きだと知っている友人がプレゼントしてくれるんです」(江口さん)
これからの暮らし
これまでに2軒の中古物件をフルリノベーションして、全く新しく変身させてきた江口さん。最後に、これからの暮らしについてお聞きしました。
「もう少し部屋に植物を増やしたいのと、冷蔵庫を変えたいですね。
それから、もうちょっと広い家のリノベーションにもチャレンジしたいです。ただ、まだ起業したばかりなので、まずは事業を成功させて、それからキャッシュで物件を買ってリノベーションするのが今後の目標です。できることなら、ビル1棟をリノベーションしたいですね」(江口さん)
身近なこれからのことと、数年後を見据えたこれからのこと。
その両方を視野に入れながら、住まいをバージョンアップする江口さんのこれからの暮らしがとても楽しみです。
不動産情報を扱うプロの視点でのリノベーションのポイントは、後日「リノベストーリー」で詳しくご紹介する予定です! 併せてご覧ください。
Photographed by Motoki Adachi
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