見た目の素敵さは当然ですが、 「自分が好き」と「肌触りのよさ」を大切にしました。 それはご自身のファッションにも通じるそうです。 写真の椅子は、ピエール・ジャンヌレによるデザインの名品。 坂田さんによれば「ひとりがけなので、座っている時に自分だけの時間を楽しんでいる感覚」とのこと。 音楽を聴いたり、読書などの豊かな時間の過ごし方に欠かせない場所のようです。 スピーカーやアンプは旦那様の趣味とのことですが、 今では、ご自身がその魅力に夢中になっているくらい…。 窓際にあるのは、ハンス・J・ウェグナーのサイドボード。 ”椅子の巨匠”とも呼ばれるデンマークのデザイナーですが、 このサイドボードも名作家具のひとつです。 「毎日使うものですから、座ったり触ったりしてみて気持ちのいいものを選びました」 広いLDKのもう一角には白基調のキッチン。
部屋全体はブラウン系なので、このキッチンの清潔感がよく映えます。 動線もよく考えられた、軽快なカウンターが柔らかい境界線になっていて、 決して違和感なく、ひとつのLDKとして成立しています。 自分と向き合うための時間の大切さ、今さらながら身に沁みる編集Kでした。 撮影/吉澤健太 取材/柿本真希 HERS2019年1月号より
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