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Thursday, July 2, 2020

吉川尚輝が絶望から復活。超一流の スピードが守備では弊害になっていた(webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース

インタビューする相手の成績が悪いときは、取材前からこちらも勝手に重苦しさを感じてしまう。ましてや、もともと口数の多くない選手であればなおさらだ。 【写真】乃木坂46・白石麻衣が始球式で大はしゃぎ  吉川尚輝(巨人)へのインタビュー当日、それまでの打撃成績は12打数1安打、打率.083だった。  中京学院大時代やプロ入り後の吉川の取材対応を見てきて、自分のプレーについて饒舌に語るタイプではないことは知っていた。あまつさえ打撃で結果が出ていないとなれば、さらに口が重くなるのではないか......という不安も募った。  ところが、ウェブカメラをつないでのリモートインタビューとなった今回、カメラの前に座った吉川は今までになく泰然としているように見えた。 「守備の話を中心にお聞きします」と告げても、表情は変わらない。てっきり、ホッとした様子を見せるのではないかと思っていたからだ。  吉川の守備の礎(いしずえ)は、2018年まで巨人のコーチを務めた井端弘和さんによって築かれた。 「守備の基礎をイチから教わりました。今でも井端さんに言われたことは頭に入れながらやっていますし、今になって井端さんが言っていたことの重要性や深みがあらためてわかってきた部分もあります」  プロ入り1年目、吉川は大学時代とは別次元のプロの速い打球に対応できずにいた。井端さんからグラブを早く出して準備すること、股関節の上に上体を乗せた状態で投げることなど技術的なアドバイスを受け、貪欲に吸収した。

井端さんの守備理論の根幹は「捕ること」にある。いい形で捕れれば、いい形で送球できるからミスが減る。打球と「衝突」していた吉川にとって、その教えは目からウロコが落ちた。プロ2年目の春、吉川は井端さんから「守備はもう仕上がったな」と太鼓判を押されている。  吉川の内野守備の魅力は、超一流のスピードにある。井端さんは以前、吉川の守備をこう評していた。 「スピードだけなら、荒木より上だと思う」  かつて中日に在籍した井端さんが二遊間で「アライバコンビ」を組んだ、荒木雅博さん(現・中日コーチ)よりもスピードにかけては上だと見ているのだ。  だが、スピードは広大な守備範囲を生み出す一方で、諸刃の剣にもなる。吉川の場合は「動けてしまう」ことが弊害になることもあった。吉川はこう振り返る。 「プロに入って1年目は前の打球も、横の打球も、正面の打球も、打球に対して常に衝突しにいく感じでした。もっと楽にバウンドに合わせられたのを、自分からバウンドを合わせづらくしていたような気がします」  素早くチャージしなければ間に合わないボテボテの打球は別として、吉川はあらゆる打球に超人的なスピードで入ろうとしていた。だが、打球と走力がぶつかり合い、捕球ミスにつながっていった。井端さんには「正面の打球は遊んでいるくらいでいい」とアドバイスをされたという。 「井端さんには『もっとスピードを落としていい』とか、『メリハリをつけよう』と言われました。でも、ゲームになると本能というか、無意識にガーっといってしまう部分があって。それが体の負担にもなっていたんです。今はだいぶ守備中でも意識が保てるようになってきました。一歩目さえしっかりスタートを切れれば、うまくバウンドを合わせられるようになってきたのかなと」

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