最近,なんだか対戦格闘ゲーム熱が再燃しつつある筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第651回は,Level 91 Entertainmentが開発した「Inertial Drift」を紹介する。本作は,ネオンピンクを基調としたレトロフューチャーなグラフィックスと,独特な操作方法が特徴のレースゲームだ。すっかり埃をかぶっているアーケードスティックを久しぶりに引っ張り出してこようかな。
“Inertial Drift”(慣性ドリフト)というタイトルから分かるとおり,本作はドリフト走行でコースを駆け抜けることにスポットを当てたレースゲームで,その最大の特徴は“ツインスティックドリフト機能”と銘打たれた,独特の操作方法にある。キーボードでもプレイ可能だが,2本のアナログスティックを備えたゲームパッドでの操作が想定されているので,プレイの際はあらかじめ準備しておこう。
ゲームパッドでの基本的な操作方法は,左スティックでハンドル,右トリガーでアクセル,左トリガーでブレーキというもの。ここまでは一般的なレースゲームと同じだが,驚くのは右スティックでドリフトアングルを直接コントロールできるという点。ハンドル操作だけではほとんどコーナーを曲がることができず,レースゲームに慣れている人ほど,その操作感覚の違いに戸惑うはずだ。
実際,筆者も初めのうちは思うように車を制御できず,思わず投げだしそうになった。しかし,コツをつかんでドリフトを決められるようになると,ほかのレースゲームにはない独特の操作感にすっかり魅了されてしまった。2本のスティックで絶妙にドリフトを制御しつつ,ホイールを軋ませながらコーナーを駆け抜ける爽快感は本作ならではの魅力で,操作の楽しさと満足感は筆舌に尽くしがたいものがある。
ゲームモードは多彩で,「ストーリーモード」ではサマーグランプリと呼ばれる大きなレースに向けて切磋琢磨する4人の若者から1人を選んで,ライバル達と対戦していく。「チャレンジ」は,ストーリー中に出会ったキャラクターからのユニークな課題やレースに挑戦するモードで,達成することで「アーケード」モードやオンライン対戦などで使える新しい車がアンロックされる仕組みだ。
レースが行われるのは夕方から夜にかけての時間帯がメインで,1990年代をイメージした,レトロフューチャーな世界観も本作の特徴の1つ。ネオンピンクの夕焼けに染まったコースは,異世界のような不思議な雰囲気を生み出している。ゲームには,リバースコースを含む全部で20のコースと,16台のオリジナルカーが登場し,上述したオンライン対戦のほか,画面分割での対戦やリーダーボードにも対応するなど,遊びごたえは十分だ。
ちなみに本作は一応日本語ローカライズされているものの,精度はいまいちで,ストーリーがさっぱり頭に入って来ないのが玉に瑕といったところ。しかし,そんな些細な欠点を帳消しにするほどの中毒性を持ったゲームなので,レースゲームファンはぜひ挑戦してみてほしい。そんな本作はSteamにて,2050円で発売中だ。
■「Inertial Drift」公式サイト
http://pqube.co.uk/inertial-drift/(C)Level 91 Entertainment 2019. Published by PQube Ltd.
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September 22, 2020 at 06:00PM
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インディーズゲームの小部屋:Room#651「Inertial Drift」 - 4Gamer.net
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