今までになかった休憩体験が得られることで話題になっているston(ストン)。独自テクノロジーにより、カートリッジ内のリキッドを熱し、発生する蒸気からフレーバーを楽しむというもの。もうひと踏ん張りしたい時には爽やかなミントフレーバーでカフェイン配合の「POWER」、気分を落ち着かせたい時には心安らぐココナッツフレーバーでGABA配合の「CALM」。2種類のカートリッジを気分に合わせて交換して楽しめるのも魅力だ。現在は、起業家やビジネスマンはもちろん、パリコレのバックステージやカーレースのピット、eスポーツプレイヤーまで様々なプロフェッショナルの現場でstonは愛用されている。
今回、お話を伺ったのは、justInCaseの羽田顕人さん。テックリードとして幅広い業務を担当する羽田さんは、1日の大半の時間をPCの前ですごす。そのために場所を変えるなどの気分転換が重要だという。また、考えごとをする時には、水やstonに手を伸ばし、仕事のリズムを作っていく。羽田さんは、思考を整理するためにstonを活用しているという。
justInCase エンジニア
羽田顕人氏
京都大学理学部卒業後、新卒でリクルートに入社。独立後、iOSのカメラアプリの機械学習ロジック部分の開発、Androidアプリの開発立ち上げに携わる。技術顧問として新規業務アプリケーションのインフラ構築、フロントエンド開発基盤の構築を行う。
自分が困ったときだけでなく、困った人がいるときに助けられる保険
──では、改めてjustInCaseの事業をご紹介ください。
私たちjustInCaseの畑和寿也CEOが、以前のインタビューで紹介をしていますが、少額短期保険を扱う保険のスタートアップです。
例えば「わりかん がん保険」は、加入者同士で助け合いをする保険です。加入者の誰も病気にならなければ、その月の保険料は0円です。どなたかが病気になると、その方に保険金が支払われ、それを翌月、加入者全員で割り算をして、保険料としてお支払いいただくというものです。
従来の保険というのは、自分が困った状況になって初めて価値が感じられるものでした。私たちjustInCaseのわりかん保険では、どなたが困った状況になると保険料が上がって、加入者同士で助け合いをします。困っている誰かを助けるという価値も感じられる保険です。
スマートフォンや機械学習などのテクノロジーを使って、従来の保険にはなかった価値が感じられる新しい保険商品を開発しています。
──その中で、羽田さんはどのような業務をされているのでしょうか?
エンジニアです。サーバーサイドのプログラミング、テックチームのマネージメント、アプリのプロダクトマネージャーと、幅広くやっています。一言で言えばテックリードがわかりやすいですね。
──すると、PCの前に座って作業する時間が長い仕事ですか?
1日のほとんどをPCの前に座って仕事をしますね。でも、自宅、カフェ、コワーキングスペースなど、仕事をする場所は都度変えています。今、オフィスは完全テレワークなので、出社する必要はないんですが、週に2回ぐらいはオフィスで仕事をしています。
ずっと同じところで仕事をしていると、気分的にしんどくなるんです。なので、気分を変えるために場所を変えています。今日は自宅、明日はカフェというような感じです。
──会社は完全テレワーク制になっているのですか?
フルリモートでも強みが発揮できるチーム作りを全社的に目指しています。業務のほとんどはPCで完結できます。エンジニアはテキストコミュニケーションが得意な方が多いので、コミュニケーションもPCでほぼ完結しますね。
ただ、複雑な議論をしたり、大人数で調整をしなければならない作業は、まだ顔を合わせてやった方がいいと思うこともあります。ホワイトボードもアナログですが、情報量が多く、使い勝手のいいツールだと思います。
とはいえ、全員がiPadのようなタブレットをもてば、リモート会議でもホワイトボードと同じことができるわけですから、今、みんなでいろいろなツールを試している最中です。ツールさえ適切なものを選定すれば、フルリモートでもじゅうぶん仕事はできると思います。
今、私が週2回程度出社しているのも、気分を変えるためにきているのであって、必要があって行っているわけではないんですよね。だいたい、ほとんどの人が在宅テレワークをしていて、出社をしてもほとんど社員がいないので、落ち着ける作業場として活用しています(笑)。
仕事の切り替えに水分補給とstonを
──stonはどのように使われていますか?
仕事を始める前に気分を切り替えるためミントフレーバーののPOWERを使います。あとは仕事の合間の手が空いたときに、1、2回吸うとか。夜は、自宅でゲームなどをしながらココナッツフレーバーのCALMを使っています。
──stonを使う前は、どのような休憩アイテムをお使いでしたか?
以前はタバコを吸っていました。仕事中に席を立って喫煙室に行くという行為自体が気分を変えることに役立っていましたし、同僚と連れ立って喫煙室に行って雑談をするのも気分が変わります。
ただ、最近になって禁煙したんです。
──では、stonはタバコの代わりとして使い始めたんですか?
そういうわけでないですね。禁煙をした後に、たまたまstonを知ったんです。
どちらかというと、水の代わりかもしれません。仕事中にかなりの量の水を飲むんです。ペットボトルの水を仕事の区切りのタイミングで飲み、1日に2リットルは飲んでいました。喉が渇くからではなく、仕事の切れ目に手を伸ばすことで、仕事のリズムを作っているんだと思います。
水じゃなくて、コーヒーや緑茶でもいいんですけど、飲み過ぎると心臓がどきどきする感じがあって、水だけにしました。なので、トイレに行く回数は人より多いと思います(笑)。
それがstonを使うようになり、水に手を伸ばす代わりに、stonに手を伸ばすようになり、水を飲む量は減ったように思います。
──このインタビュー中も何度もお水を飲まれてますが、結構なペースで飲まれるんですね。
私たちエンジニアの仕事にはビルド時間というのがあります。コードを書いて、それを実行できる形式に変換をする作業ですが、その間に待ち時間があるんですね。でも、ただ待っているだけじゃないんです。やはり、目の前のプログラムのことを考えてしまう。クイズに解答して判定を待っている時間とか、試験が終わって合格発表を待っている時間のようなもので、手は空いているけど、頭のどこかでプログラムのことを考えてしまうという時間です。
そのときに、ツイッターを見たり、手が空いているので水に手を伸ばしてしまうんですね。この時間にstonを使うようになりました。
stonをオフィスで使っても大丈夫?
──stonは、デスクで使っているんですか?
そうですね。弊社の場合は、畑CEOもデスクでstonを使っているので、まあいいかなと(笑)。
蒸気は多少出ますけど、たばこで言う副流煙の不安もないわけですから。今のところ、同僚から苦情を言われたことはありません。
周囲にstonがどういうものであるのか認知が行き渡っていれば、オフィスのデスクで使うことには問題ないんじゃないかと思いますね。
──では、stonを使ってみての感想はいかがでしょう?
味わいはものすごく気に入りました。stonは甘味も感じますが、人工感がなく自然な甘味で、最後にミントのさっぱりした後味が残るので気に入りました。
本体のデザインも手になじみやすくて気に入りました。最初にstonを見たとき、「これで川に行って投げて、水切りをしたらよく跳ねそう」と知人と冗談で言いあっていたら、後から本当に河原の石がモチーフになったデザインだと聞いて感心しました。
──逆に、改善してほしいと思うような点はありますか?
これはこれでいいデザインだと思いますが、個人的にはもっとはっきりしたフィードバックがほしいかなと思いました。カートリッジを最初に入れたとき、短く2回吸って起動させるということをします。起動したことはLEDランプが点灯して分かるのですが、個人的にはバイブレーションとか、よりわかりやすいフィードバックの方が安心できるとは思いました。
でも、デザインやコストとのトレードオフの関係にあるのでしょうから、これはこれでスマートなデザインになっていると思います。あくまでも個人の好みの問題です。
ちょっとした空き時間、隙間時間に利用するにはもってこい!
──stonは仕事のストレス軽減にも役立っていますか?
どうでしょう。stonを使うと、気のせいかもしれませんけど、気持ちがすっきりする感覚は感じます。
ただ、私自身はあまりストレスを感じない質なんです。もちろん、ないわけじゃないですけど、どの仕事でもストレスはあるわけで、自分は特別多いとは思ってないんですね。
私たちは自社で使うアプリやツールを開発しているので、他社に納品をしなければならないSIer(受託開発企業)のような納期に追われるストレスはありません。自分たちで目標を設定して、そこに向けて頑張ろうというストレスの少ない働き方ができているんだと思います。テック系スタートアップでは、こういう働き方が多いのではないかと思います。SIerとやっている作業内容は大して違わないんですけどね。
ただ、先ほど触れたビルド時間や考え事をする時間とstonの相性はものすごくいいと思います。椅子の背もたれに体を預けて何かを考えるときに、自然にstonに手を伸ばすようになっていますね。思考を整理するためにstonを使っていると思います。
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羽田さんは、仕事の切れ間に席を立ったり、ペットボトルに手を伸ばすという方法で、仕事のリズムを作っている。明確な休憩時間をとるのではなく、小刻みに仕事の緩急をつけることで、頭と体を効率的に動かしているのだ。デスクワークのヘビーワーカーにはこのタイプの人が多いのではないだろうか。その緩急をつけるツールとしてstonをうまく使われている。
在宅テレワークやリモートワークなどが広がり、どこでも働けるようになると、「1時間働いたら10分休憩」というわかりやすい休憩の仕方ではなく、仕事の緩急の中で、小刻みに息をつき、頭を体を使う働き方が増えていくことになる。緩急の緩のトリガーとしてstonを使われている羽田さんの使い方は、エンジニア以外の職種の方にも参考になるのではないだろうか。
(提供:BREATHER)
】"今までに" - Google ニュース
November 29, 2020 at 08:00PM
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