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Sunday, December 27, 2020

【ホームズ】ペットの種類で選ぶ部屋の条件は変わる? ペット可賃貸物件の上手な探し方 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

賃貸物件でペットを飼うなら、貸主が飼育を許可している「ペット可物件」を選ぶ必要があります。しかし、ペットの種類によって飼い方が異なるように、適した部屋の選び方にも違いがあるのです。

今回はペット可物件の基本的な探し方とともに、ペットの種類ごとに適した物件の条件を見ていきましょう。

ペット可の物件

賃貸物件でペットを飼育するためには、「ペット可」の物件を探す必要があります。しかし、一口にペット可物件といってもさまざまな種類があり、特徴や注意点も異なるのです。

ここでは、どのような点に目を向けて物件探しを行うべきか、具体的なポイントを解説します。

(1)ペット可物件

ペットを飼える部屋を見つけるうえでは、「ペット可物件」を中心に探すのが基本です。その名のとおり、貸主がペットの飼育を認めている物件を指しており、ペットの種類や頭数などの条件を満たせば、安心して入居することができます。

ただ、通常の賃貸物件がペット可として利用されているケースも多く、必ずしもペットの飼育に最適な設備が整っているわけではありません。そこで、ペットとの生活を前提に立てられた「ペット共生型物件」がより有力な選択肢となります。

(2)ペット共生型物件

ペット共生型物件は、ほかの入居者もペットを飼育しているケースがほとんどであり、ほかの入居者からの理解を得やすいのがメリットです。また、ペットの飼育に適したさまざまな設備がそろっているため、より快適な条件で生活することができます。

(3)ペット相談可物件

一方、「ペット相談可物件」は、貸主との交渉次第で飼育が許可される可能性のある物件を指します。入居者を募集するために条件が後付けされているケースもあり、ほかの入居者はペットを飼っていない場合もあります。

ペット可物件を借りる際には、賃貸借契約書のペットに関する項目をきちんと確認することが重要です。飼育ができる条件に当てはまっているかどうかだけでなく、退去時の原状回復費用のルールなども細かくチェックしておきましょう。

ペットの飼育を考えるうえでは、新築や高層階を避けることもリスクを回避する重要なポイントです。新築の物件は壁や床の傷が目立ちやすく、原状回復費用が想像以上にかかってしまう可能性もあります。

また、高層階はベランダや窓からの転落事故のリスクが大きく、猫などのジャンプ力の高いペットには注意が必要です。ペットの種類によっては、1~3階の低層階の部屋を選ぶほうが安心だといえます。

さらに、周辺環境に目を向けておくことも大切です。ペット用品を買えるお店や動物病院が近くにあれば、いざというときにも安心なので、気になる物件の周辺について、地図などで情報収集をしておきましょう。

ペット可物件の家賃

ペットの飼育には、何かとお金がかかってしまう面もあります。そのため、事前にある程度金銭的な計画を立てておくことも重要です。

ここでは、ペット可賃貸物件とそうではない物件をコスト面から比較してみましょう。

同じ間取りや広さの物件であっても、ペット可の物件は家賃が相場よりも高めに設定されている場合が多いといえます。ペットによる傷や汚れを防ぐために、床や柱、壁などを特殊な材質に変えているところもあり、建築コストの面から家賃が高くなってしまうのです。

特にペット共生型物件は、希少性や設備の充実度が理由で、ペット可物件以上に家賃が高くなる傾向があります。そのため、家賃の上限を決めている場合には、立地や間取りなどの条件を緩めなければならないこともあるでしょう。

部屋のニオイやペットの毛による排水口のつまり、壁や床の傷みが発生しやすいといった理由から、ペットを飼育する場合には通常よりも敷金が割り増しになることも少なくありません。また、敷金だけで修繕費用がまかなえなければ、退去時に原状回復費用を請求されてしまうケースもあります。

ただ、ウサギや熱帯魚などの小動物の場合は例外があるなど、物件によってルールはさまざまです。契約をする段階で、初期費用や退去費用の取り扱いについて細かく相談・確認しておきましょう。

ペット可物件

ペット可の物件は決して珍しいわけではなく、インターネット検索などでも多くの件数がヒットします。しかし、予算に合わせた物件を見つけるためには、ちょっとしたコツを押さえておく必要があるのです。

ペットの飼育を前提としているのなら、初めからペット可物件に絞って検索してしまったほうがスムーズです。LIFULL HOME’Sでは「ペット可(相談)の物件」特集を組んでおり、ペットが飼育できる物件を全国のエリアから手軽に検索できます。

ペット可物件は家賃の相場が高い傾向にあるため、予算をオーバーするときには希望の条件を緩める必要もあります。そのため、あらかじめ物件に求める条件の優先順位を決めておくことも大切です。

主に家賃を左右するのは立地と間取り、設備、築年数などであり、このうちのいずれかを妥協するだけでも物件の幅が広がります。たとえば、最寄り駅までの所要時間を5分延ばしたり、専有面積を少し狭くしてみたりといった工夫が必要です。

また、こだわり条件からバスとトイレがまとまったユニットバスを選んだり、築年数の経過した物件に目を向けたりするのも効果的だといえます。

ペット可物件

ペットの種類によって飼育の方法が異なるように、適した物件の選び方にもちょっとした違いがあります。ここでは、ペットのタイプ別に住みやすい物件の条件を見ていきましょう。

猫は本来単独で狩りをする動物であり、強い独立心を持っていることが多いといえます。なわばりを大切にするため、必要に応じて飼い主と居住空間を分けられる間取りを選ぶといいでしょう。

また、爪とぎは猫の本能的な習性であり、基本的にしつけなどで止めさせることができません。そのため、猫を飼う際には、特に柱や床の素材が傷つきにくいものかどうか目を向けておくことが重要です。

さらに、室内で飼育することを考慮すると、日当たりのいい物件を選ぶことも大切なポイントとなります。日なたぼっこを好む猫にとって、日中の日当たりに優れた南向きの物件は居心地のいい環境となるのです。

運動量が豊富でよく走り回る犬にとって、フローリングの床は滑りやすく関節や骨への負担が大きい素材です。そのため、じゅうたんが敷かれた物件を探すか、コルクマットやカーペットなどを敷くことを想定しておきましょう。

また、犬は体温調節が苦手であり、暑さに弱い性質を持っています。ペットを飼育する際には、部屋の温度管理はとても重要なポイントですが、犬の場合は特に窓の数や位置、空調設備などに目を向けておくことが肝心です。

ウサギやフェレット、ハムスター、鳥類などのケージで飼えるペットは、比較的に飼育が認めてもらいやすく、飼育可能な物件を探すのもそう難しくありません。手狭な間取りでも飼える動物であれば、部屋探しに困ることも少ないといえます。

ただ、ニオイや騒音などによって近隣に迷惑をかけてしまう可能性はあるため、飼育には十分に注意しておく必要があります。

熱帯魚や小さな亀なら、賃貸物件でも許可なく飼育ができると考えられることは少なくありません。しかし、湿気によるカビや水槽の水漏れなどのリスクがあるため、必ず貸主の許可を取っておく必要があります。

そのうえで、温度変化に弱い爬虫類や熱帯魚には、基本的にあまり日当たりの強い部屋が適していません。直射日光の当たらない場所に設置スペースがあることを確認しておくことが重要です。

掃除をする

どんなペットを飼うとしても、入居後の生活を意識しておくことは大切なポイントです。ここでは、快適にペットとの共同生活を送るコツを紹介します。

ペットのニオイは一緒にいると慣れてしまってなかなか気づかないものの、ほかの人には気になってしまうことがあります。放っておくと壁や布製品に染みついてしまい、簡単にとれなくなることもあるのです。

そのため、こまめに換気を行ったり、ペット用の脱臭剤を設置したりすることが重要です。

ペットの思いがけない事故を防ぐためには、ベランダの柵の高さにも注目しましょう。十分な高さがあれば、ペットがジャンプしても脱走の心配はありません。

また、火元にも注意しておくことが大切です。特に運動量の多い犬や猫などを飼育する際には、コンロはロック機能付きやIHヒータータイプのものにしておくと安心です。

ペットを飼育している場合は、排せつ物や抜け毛によって、通常よりも部屋が汚れてしまいやすいといえます。賃貸物件においては、あくまでも「借りている部屋」だということを意識して、こまめに掃除をしましょう。

シミやニオイの予防は、退去時の原状回復費用を軽減させることにもつながります。マナーを守れる飼い主として、清潔に使用することを心がけておきましょう。

  • ペット飼育が認められる可能性があるのは「ペット可物件」「ペット共生型物件」「ペット相談物件」の3種類
  • 飼育の条件は物件によって異なるため、賃貸借契約書のペットに関する項目は特に細かくチェックしておく
  • ペット可物件は家賃や初期費用が高くなりやすいため、条件を緩める工夫も必要
  • ペットの種類ごとに適した部屋の条件は異なる
  • ペットを飼う際にはこまめな換気と掃除、思いがけない事故を防ぐ配慮が重要

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