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Wednesday, January 13, 2021

UPDATE 1-〔ロイターネクスト〕ECBの経済予測、3月末までに封鎖解除なら依然妥当=総裁 - ロイター

 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1月13日、一部のユーロ圏諸国が新たな制限措置を打ち出しているが、3月末までに解除され、ワクチン接種が進めば、今年の景気回復を見込むECBの予測に影響はないとの認識を示した。仏ストラスブールで2020年2月撮影(2021年 ロイター/Vincent Kessler)

[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は13日、一部のユーロ圏諸国が新たな制限措置を打ち出しているが、3月末までに解除され、ワクチン接種が進めば、今年の景気回復を見込むECBの予測に影響はないとの認識を示した。

総裁は「ロイター・ネクスト」会議でインタビューに応じ「12月の前回予測が、依然として妥当であることは非常に明らかだと思う」と発言。「われわれの予測は第1・四半期末までロックダウン(都市封鎖)が続くことを前提にしている」」と述べた。

総裁は、経済活動に対する制限措置が第2・四半期も続けば「懸念要因」になると述べた。

ECBは先月、今年のユーロ圏の経済成長率を3.9%と予測。今年末までに「十分な」集団免疫を獲得することが予想の前提になっているとしていた。

総裁は、初期段階のワクチン接種が「骨の折れる」作業だったことを認めた上で、その点をリスク要因として注視する必要があると指摘。

「3月末以降も加盟国に依然としてロックダウン措置が必要という状況になれば、そして、もし、たとえばワクチンの接種ペースが落ちれば、懸念要因となるだろう」と述べた。

民間のエコノミストは、すでに経済成長予測を下方修正している。バンク・オブ・アメリカの予測は2.9%。従来予測から1%ポイント下方修正した。

総裁は、必要であれば債券買い入れプログラムを再び拡大することは可能だとする一方、危機が収束すれば、1兆8500億ユーロの資産購入枠を全額利用しない可能性もあると述べた。

*内容を追加しました。

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