苦境のミナミのホテルが「かに道楽」とタッグ 部屋で『かにすき』楽しめるプラン登場 - 毎日放送

苦境のミナミのホテルが「かに道楽」とタッグ　部屋で『かにすき』楽しめるプラン登場

更新：2021/03/05 17:48

　インバウンドの観光客が消えて苦境に立つホテルが“大阪名物”とタッグを組みました。部屋の中で「とれとれぴちぴち」が堪能できるようです。

　３月４日、大阪市浪速区のホテル「フレイザーレジデンス南海大阪」に、大阪市内に住む親子が高校卒業を記念して訪れていました。このホテルを選んだわけは、と～れと～れぴ～ちぴ～ち♪でおなじみの「かに道楽」のかにすきです。ホテル側のアイデアで、密を気にすることなく客室でかにすきを楽しむことができるプランを企画したのです。（ホテルＳＴＡＹでかに道楽：２人で４万円）

　（宿泊客：母）
　「とってもおいしいです。だしの味もとってもいい感じで。」
　（宿泊客：娘）
　「この前も友達と鍋行こうかと言っていて、でもコロナだから怖いからやめようとなったので、こうやってお鍋を食べられるのはうれしいです。」

　このホテルはコロナ以前は宿泊客の９割以上がインバウンドの観光客でした。危機的な状況に、国内の利用者を呼び戻そうと、“大阪名物”に目を付けたといいます。

　（フレイザーレジデンス南海大阪　小野順也レジデントマネージャー）
　「大阪といえばかに道楽という代名詞的な大阪のグルメをメインに売りたいなと。時間と密を気にすることなくゆっくりお過ごしいただけるというプランになっています。」

　かに道楽側も時短営業などの影響で今年２月の売り上げが例年の３割ほどに落ち込んでいて、いわば「渡りに船」だったようです。

　（かに道楽・道頓堀本店　小林泰三店長）
　「コロナで来られないというお客様もいらっしゃいますので、そういう意味では大変ありがたく企画にのらせていただきました。」

　先行きが見えないコロナ禍で、かす“かに”希望が見えたようです。

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