福島テレビ
車に乗った状態での発熱外来を行う福島県いわき市の常磐病院。この日も入口には多くの車が列を作っていた。 「発熱外来」を訪れる人が７月下旬の４連休後から急増。この病院を運営する『ときわ会』の系列の医療機関でも同じ傾向だという。 常磐病院・新村浩明院長：「４連休前はですね、少ない時は一桁。現在はですね、約２００名位の方を連日新型コロナＰＣＲさせて頂いております。デルタ株の感染力の強さによって、今までにない感染爆発がいわき市で起きている」 その結果、感染者を受け入れている系列の医療機関の病床使用率は現在９割とほぼ満床に。さらに患者を受入れようと、病床を増やすための調整をしているが、今のような急激な感染拡大が続けば、対応しきれなくなる恐れがある。 常磐病院・新村浩明院長：「まだピーク迎えて無いと思うんですね。これからお盆を迎えますので。市民の皆様の協力なしでは、今後ますます増えていって、病床もひっ迫していますし、自宅待機者・入院待ちの患者さんもどんどん増えてるって事で、非常に危惧しております」 福島県内で初めて「まん延防止等重点措置」の対象地域に指定されたいわき市。 医療現場のひっ迫が深刻になっている。
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