
「ドッグレッグ」と「砲台グリーン」はホール説明によく出てくる
2020年から21年にかけてゴルフスク-ルに通い始めたり、ゴルフの練習を始めたりする人が一気に増えたので、22年にコースデビューを考えている人も多いはずです。
ゴルフスクールのラウンドレッスンでコースデビューする人は、スクールのコーチにいろいろ教えてもらえますが、プライベートラウンドでコースデビューする人も多いでしょう。
今は乗用カートを利用したセルフプレーがプレースタイルの主流になっていますから、各ホールのレイアウト説明がカートに設置されたモニターで見られたりします。
モニターが設置されていない場合はレイアウト説明図がカートに積んであります。
各ホールのレイアウトはティーイングエリアからの見た目だけで判断すると危険です。グリーンがどの方向にあるか必ず確認し、ホールの左サイドと右サイドにどんなペナルティーエリアやハザード(バンカーや池などの障害物)があるか把握しておかないと、知らずに打ち込んで痛い目に遭います。
ただ、ホールレイアウトの説明を読むと、今までに聞いたことがないゴルフ用語がけっこう出てきます。
たとえば「1番ホールは右ドッグレッグのパー4。ティーショットはフェアウェイ左サイドが狙い目」なんて書いてあります。
「ドッグレッグ」という言葉は日常生活で見かける機会がまったくないですから、どういう意味か想像がつきません。これは犬の足のように「く」の字に曲がったホールのことを言います。
続いて2番ホールでは「ティーショットは打ち下ろしで、2打目は打ち上げのパー4。砲台グリーンなので、スピンの利いたショットが要求される」なんて書いてあります。
「砲台グリーン」は字面から何となく想像できますが、砲台のように周辺の地面よりも盛り上がった高い位置に造られたグリーンのことです。
日本のゴルフ場は限られた敷地の中で変化に富んだレイアウトに仕上げているため、ドッグレッグと砲台グリーンがかなり多用されています。
続いて3番ホールでは「フェアウェイ右サイドに大きな木があるパー4。ティーショットが木の方向に行くと、2打目がスタイミーになる」なんて書いてあります。
「スタイミー」はボールとグリーンの間に木などの障害物があり、邪魔になる状態のことを言います。
プロゴルファーはこのような状態になっても、フックやスライスなどボールを意図的に曲げるショットでグリーンを狙う場合もありますが、一般アマチュアゴルファーは障害物を避けることを優先し、次打でグリーンが狙えるところにボールを打ち出すのが賢い選択になります。
さらに4番ホールでは「距離の短いパー5。飛距離の出る人は2オンも狙えるが、グリーン手前にバンカーがあるので、レイアップして3打目勝負が正攻法」なんて書いてあります。
「レイアップ」はグリーンまで距離がある場合などに安全な地点に刻むことです。パー5は元々、3打でグリーンに乗ればパーオンですから、3打目が打ちやすい地点に刻むのが正攻法だと説明しているわけです。
こんな具合に知らないゴルフ用語がたびたび出てくるので、コースデビューするゴルフ場が決まったら、ホームページにアクセスしてホール説明を読んでみるといいかもしれません。
ホール説明で頻出するゴルフ用語が「アンジュレーション」です。「アンジュレーション」とはフェアウェイやグリーンにある波のうねりのような起伏のことを言います。
ゴルフ場は各ホールが違った表情を持ち、似たようなホールが一つもないのが好ましいとされていますから、「グリーンのアンジュレーションが豊富」とか「フェアウェイのアンジュレーションが巧み」といった表現をよく使います。結果的にホール説明の表現が似通っていることがけっこうあります。
ホール説明や攻略法を読んでも、そのとおりに打てないのがアマチュアのゴルフですが、説明を読んで内容が理解できる知識は持っておいたほうがよいと思います。
からの記事と詳細 ( 「スタイミー?」コースデビュー前に覚えておいたほうがいいゴルフ用語 - e!Golf(イーゴルフ) )
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