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Friday, July 28, 2023

坂本いきなり猛打賞「今までの分をしっかり取り返したい」…巨人 ... - 読売新聞オンライン

 巨人が勝率を5割に戻した。一回に岡本和の3ランで逆転し、以降も坂本の2本の適時打などで突き放した。新人の船迫はプロ初勝利。中日は涌井が誤算だった。

          ◇

 巨人に「日常」の風景が戻ってきた。右太もも裏の肉離れで離脱していた坂本が、約1か月ぶりに戦列復帰。2番遊撃で先発出場すると、さっそく圧倒的な存在感を放った。

 2点を先行された直後の一回、一死走者なしで第1打席を迎えた。1ボールからの2球目。低めの直球を振り抜くと、打球は伸びて右翼フェンスを直撃した。最初のスイングで、あと一歩で本塁打という二塁打。この一打で球場の雰囲気をがらりと変えた。

 続く梶谷が四球を選び、一、二塁で4番岡本和。流れに乗るように初球を右中間席へ運び、あっという間に試合をひっくり返した。坂本は2打席目も左翼線二塁打、3打席目は中前打。ともに好機で適時打を放ち、通算181回目の猛打賞。野村克也を抜いて歴代単独4位に浮上した。

 6月23日の広島戦の走塁中に負傷。ファームでは再発を防ぐため慎重なリハビリを続けてきた。その間も、この日先発した井上に自身の体験談を交えて決め球の重要性を説くなど、献身的な姿勢は変わらなかった。

 大黒柱不在の間、チームは8勝13敗1分けと負け越し。一振りで流れを変える活躍に、原監督は試合後、「うちの大将ですから」と言った。坂本に依存しないチーム作りを進める中でも、「素晴らしい選手」と認めるしかなかった。

 度重なる故障に見舞われた昨季も、復帰戦となる開幕3戦目の中日戦で4安打、交流戦の西武戦で3安打。「今までの分をしっかり取り返せるように、勝利に貢献できるように頑張っていきたい」。またしても千両役者ぶりを発揮し、替えのきかない存在だと証明してみせた。(林田晴樹)

  巨人・原監督 「(坂本は)非常に貴重な3本でしたね。いい時間を使ってくれたのかな。丸もいいスタートを切ったと思います。(岡本和の3ランは)久しぶりに逆方向。いいと思いますね」

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