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Sunday, August 2, 2020

24歳の実家暮らし女子が、テレワーク部屋に入居してみたら……(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース

テレワークなんて無理! と私が限界を感じたのは、在宅勤務が始まって1週間もしない頃だった。ぬくぬくと実家暮らしの24歳。家で仕事ができてラッキーなんて考えは甘かった。 【写真】「OYO Work Life Room」テレワーク向けのコンセプトルーム ひとつ屋根の下、大人3人がテレワーク 実家は4人家族で、会社勤めは父と私と妹。新型コロナの影響で、3人がほぼ同時にテレワークに突入した。在宅だと決まった瞬間に始まったのは家の中での仕事スペースの確保だ。そもそも狭い借家、大人3人が仕事をする環境にはほど遠かった。家族内バトルの末、私と父が縦40㎝ほど、横は2mもない備え付けのダイニングテーブルで仕事をすることになった。家の中で密である。 大人が集まったテレワーク、一番の問題はうるさいということだった。朝から晩まで誰かと電話かテレビ会議をしている父。別部屋となったが、作業のためにドスンドスンと足音を響かせる妹。なぜかテレビ会議の時間帯が被ることが多く、同時に通話をしているとイヤホンをしていても、どうしても家族の声がうるさくなってしまう。ここにパートが休みの母の掃除やテレビの音が加わると、とても騒がしく雑音のオンパレードだ。 テレワークを進めていると新たな問題も生まれた。Wi-Fi問題である。回線が混雑するとまったく使いものにならず、電子レンジを使うと落ちる。パソコンを使う上でネット回線が遅いのはかなりのストレスで、テレビ会議のたびに電子レンジを使うな、動画を再生して回線を使うなと取り決めを作るほどだった。 子供がいる家庭はテレワークが大変だよなんて話は聞いていたが、大人がいっぱいいてもテレワークはそれなりにストレスが溜まる。家族だからこそ、容赦なく言い合いになり、プチ喧嘩が勃発するのだ。今風にいえば「ぴえん」。ちょっぴり泣きたくなる気持ちになった。 そんな中、テレワーク専用の部屋に住んでみない? と先輩に声をかけられた。賃貸サービスの「OYO LIFE」がテレワーク専用の部屋を貸し出しているらしい。さっそく、宿泊をしてみることにした。 テレワーク専用部屋って何? テレワーク専用の部屋は「OYO Work Life Room」といい、賃貸サービスを提供する「OYO LIFE」と家具・インテリア・家電のサブスクリプションサービス「CLAS」がコラボしたコンセプトルームだという。 ネットでサイトを見てみると、部屋には家具家電が備え付けられ、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気。ここに決めたと思ったらそのままオンライン上で入居手続きができ、メールで届いた契約書に沿って入力をするだけで完了した。サクッと終わってしまってこれで本当に住めるか心配になるほどに簡単だった。 OYO LIFEの魅力は、敷金礼金や仲介手数料なし、水道や電気の手続きをすることなくそのまま入居できるというところ。そして、オンラインで簡単に手続きができるという点だ。家探しや内見、公共料金の登録など、引っ越し準備の手間がなく、家具家電も付いているので簡単な荷造りで引っ越せてしまうのが最高だと思った。 今回利用した部屋の価格は14万3,000円。滞在期間によって価格が変わるそうだ。一人暮らしには高い気もするが、家具や家電付きで水道光熱費やWi-Fi代込み。ゼロから引っ越しすると家具の購入やら敷金礼金やらで何十万とかかるため、短期滞在ならありだと思えた。 オンライン契約で即入居 契約して数日後、内見することも、不動産屋に会うこともなく早速引っ越し。部屋の鍵はメールで指示された方法で受け取った。部屋は一人暮らしには十分すぎる広さで、家具や壁の色が統一されたスタイリッシュな印象。なんだか仕事ができそうな人が住んでいそうな場所だった。 ■テレワーク開始1日目! 早速始まったテレワーク生活。机、卓上ライト、Wi-Fi、延長コードなど家での仕事に必要なものは一通り揃っていて、パソコンさえあればすぐに取り掛かれる環境だ。部屋の電気は明るさの調整が可能で、卓上ライトもあるのでちょうど良い明るさで仕事に取り掛かれる。 テレワーク向けの部屋とあり、無駄のないシンプルな内装は仕事にストイックに集中できる。必要最低限のものしかないので、あとは己との闘い。集中できませんとは言わせない、働くにはうってつけの環境だと思った。初日は、何不自由なく、仕事に集中して取り組めた。テレワーク生活にかなりワクワクしていたと思う。 ■テレワーク生活3日目! そろそろ洗濯物が溜まりはじめ、慌てて洗濯用洗剤を買いに行った。部屋には机やベッドなどの家具や、冷蔵庫や洗濯機といった家電はある程度揃っていて、食器や調理道具まで備え付いている。しかし、洗濯洗剤やトイレットペーパーといった消耗品は自分で購入する必要があった。 実家では洗濯機を自分で回す機会が少ないので、使い方があっているかちょっと不安になる。たぶんあっていたと信じたい。室内にはぶら下がりの物干し竿もあったが、浴室乾燥機を使って服を乾かした。はじめは浴室乾燥機なんて電気代がかかるな……と使うのをためらっていたが、賃料に光熱費が含まれているので心置きなく使うことができた。一晩かけているだけで服がきれいに乾くので、雨の時期にはかなりありがたい機能だった。 ■テレワーク生活5日目! 少し部屋での生活に慣れを感じ始めた頃、テレビ会議に参加した。部屋に無駄なものがなく、持ってきた荷物は収納スペースに全部いれたのでスッキリした部屋になる。実家ではうるさくない場所かつ、壁がきれいな場所へと移動していたが、この部屋ではそのままテレビ会議に取り掛かれるのが楽だった。 Wi-Fiもサクサク。テレビ会議中に落ちたり、画像が乱れたりということもなく安定していて、ストレスなく話を進められる。気が散るものがなく、ただ仕事に向き合えるという環境は、自分のやる気を高めてくれるようだ。何よりテレワークのためにこの部屋に来たという事実にモチベーションが上がる。自分専用のオフィスを手に入れたような気になり、仕事はかなり捗った。 ■テレワーク生活6~7日目! テレワーク部屋に住んで初の休日。この部屋で仕事をするのにも慣れ、初めてのお休み。自炊に挑戦してみた。 正直料理は面倒で、近くのスーパーの出来合いの総菜で済ませることも多かったが、せっかくの機会だ。普段は電子レンジか電気ポットしか使わなかったが、ちゃんと作ってみることにした。 調理スペースはIHクッキングヒーターが2つあるので、同時調理が可能。調理場自体が奥行きがあるので動き回りやすく、料理がしやすい設計だと感じた。ちなみに作ったメニューは作り置き用の総菜をいくつか。これがあれば数日の間ごはんどうしようかという悩みが解決される。味はそこそこ。料理を毎日作るって大変だな……と改めて母のすごさを実感した。 ■テレワーク生活10日目! この部屋に住み始めて1週間ちょっと。1日のルーティンが固まりつつある。仕事とプライベートの時間をうまく分けられるのはロフトがあるおかげかもしれないと気が付いた。 ロフトの上はベッドスペースとなっており、仕事は下で、ゆっくりするときはロフトで、とオンとオフの区切りをつけやすい。実家はいつも過ごしている場所な分、気が緩みやすく、家族がいるのも相まってオン・オフという気持ちの切り替えが難しかったが、ここでは過ごす場所を移動することで自然と気持ちを整えられたように思う。 ベッドでごろごろしながらYouTubeを見たり、本を読んだり、ロフトスペースはこぢんまりとしていて、自分の時間を過ごすのに最適だった。かなりお気に入りの場所になり、仕事が終わって寝る前にゆっくりと、たまにお酒を飲みながら過ごす時間は幸せを感じる瞬間だった。 退去もオンラインでサクサク つかの間のテレワーク部屋生活も終わりとなり、いよいよ退去。入居時と同じく、オンライン上で退去手続きを行った。部屋を片付けて、掃除。メールに送られてきたリンクから、玄関、キッチンなど指定の写真を撮るだけで手続きは完了。かかった時間は1時間もなく、あっけなく部屋との別れとなった。 家に戻ると相変わらず騒がしく、あーテレワーク部屋のほうが良かった。と感じる瞬間がしばしばある。テレワーク部屋は、同年代の会社員と思われる住民が多く、日中でも静かな環境だったなと家に戻って気が付いた。昼間に隣家の子供の声が気になるとか、ご近所さんのテレビの音がずっと聞こえてくるとか、近隣の騒音を感じることがほとんどない。利用層が同じだからこその環境だったのかもしれない。 退去も入居もスマホ上で簡単にできて、大層な引っ越しの準備をせずともすぐに暮らし始められるあの部屋は、忙しい会社員にとってかなり便利な場所だったように思う。新型コロナウイルスの感染者数は日々増え続け、まだまだテレワークという人も多いことだろう。思い切ってテレワーク専用の部屋に住んでみるというのも選択の一つとしてアリだと思う。

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August 02, 2020 at 08:11PM
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