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Saturday, February 6, 2021

【球界ここだけの話(2229)】熱男の部屋時間は苦痛で仕方ない…コロナ禍でのソフトバンクキャンプ - サンケイスポーツ

 2月1日、12球団がそれぞれのキャンプ地で春季キャンプをスタートさせた。5年連続日本一を狙うソフトバンクは例年通り、宮崎市内の「生目の杜運動公園」で開催。広大な施設を存分に使って選手も調整を続けているが、新型コロナウイルスの影響を受けた無観客キャンプにはどうしても寂しさを感じてしまう。当然だが、出店もない。

 選手の過ごし方にも影響を与えている。初のキャンプ休日となった4日。「熱男」こと、松田は過ごし方を問われるとアッハッハと笑いながら明かしてくれた。

 「ずっと部屋にいたんですけど、熱男の部屋時間は苦痛で仕方ないですよ! 時間が止まっているのかなというくらい。このキャンプはお部屋時間をマスターした方が、勝ちですわ!」

 例年ならゴルフや食事に出かける日だが、新型コロナウイルス感染の可能性を考えれば安易に部屋を出ることもできない。練習日ならあっという間に過ぎてしまう時間も、いつも以上に長く感じたようだ。宿舎内で「1階と3階の風呂にいったりして。そんなこと(普段なら)しないでしょ」と静養に努めた。

 5日は全体練習後、サブグラウンドで特守に励んだ。隣の増田やリチャードよりも何倍も大きな声をあげても、応えてくれるファンがいない。たとえ練習中でもスタンドに向かって「熱男!」とポーズを取ることは、ホークスキャンプの名物だっただけに「お客さんとワイワイする、1年間で唯一の期間なんですけど。見られてナンボだと改めて感じますよね」と肩を落とした。プロ野球界に限らず、まだまだ不安定な生活が続く状態。プロ野球選手としてできることはいつも同じなんだと言い切った。

 「逆に見られていない準備期間で成長したいという思いを秘めてやりたいと思います」

 開幕日に向かって準備するだけ。生のプレーをファンに見てもらう日まで、熱い松田であり続ける。(竹村岳)

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