Pages

Sunday, November 21, 2021

「空白の果て」 朽ちた部屋にアート 解体予定の亀岡商工会館 若手3人展示|社会|地域のニュース|京都新聞 - 京都新聞

壁や床が剥がれ落ちた部屋に置かれたガラスに山を描いた作品(亀岡市追分町・亀岡商工会館)

壁や床が剥がれ落ちた部屋に置かれたガラスに山を描いた作品(亀岡市追分町・亀岡商工会館)

 老朽化により解体が予定されている亀岡商工会館(京都府亀岡市追分町)で、若手作家3人の作品展「空白の果て」が開かれている。窓にはツタがはい、壁や床が剥がれ落ちた空き部屋に作品が飾られ、独特の雰囲気を醸している。

 同会館は1958年に建てられたが、99年に亀岡商工会議所の事務局が移転し、現在はほとんど使われていない。取り壊される前に会館と作品を知ってもらおうと、写真家マツオカヒロタカさん(29)が、女性作家2人に声をかけ昨年に続き開催した。

 計7室に展示しており、版画家松本さやかさん(30)は架空の山を描いたガラスを、天井や壁紙が剥がれた部屋の床に置いた。画家八太栄里さん(32)は、時間が止まった空間と対比するため、同会館の絵を開発が進む亀岡駅北口が見える部屋に飾った。

 マツオカさんは「目的なき建物が果てる前に、多くの人に見てほしい」と話す。23日まで。午前11時~午後6時。入場無料。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「空白の果て」 朽ちた部屋にアート 解体予定の亀岡商工会館 若手3人展示|社会|地域のニュース|京都新聞 - 京都新聞 )
https://ift.tt/3CFF1sK

No comments:

Post a Comment