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Saturday, January 15, 2022

MBCニュース | 津波警報・注意報続く 専門家「解除までは安全なところに」 - 南日本放送

津波警報・注意報続く 専門家「解除までは安全なところに」[01/16 08:07]

南太平洋での大規模噴火によって各地で観測された潮位変化ですが、専門家は今後の予測は難しい状況として「津波警報・注意報が解除されるまでは高台など安全な場所で避難を続けてほしい」と呼びかけます。

(鹿児島大学井村隆介准教授)「やはり高いところに行くっていうことしかありませんのでー安全なところで警報注意報が解除されるまで過ごしていほしい」

南太平洋にあるトンガ諸島沖の海底火山で日本時間で15日午後1時ごろ大規模な噴火が発生しました。

当初は津波警報は出されていませんでしたが、これまでに奄美市小湊で1.2メートルなど、国内各地で潮位変動が観測されたことから気象庁は津波警報を発表しました。

自然災害を研究する鹿児島大学の井村隆介准教授は今回の津波警報・注意報の情報について「潮位の変化が観測された要因がまだ詳しく分かっていない」として情報の発表がしばらく続く可能性を指摘します。

(鹿児島大学井村隆介准教授)「昨日の昼過ぎにトンガにあるフンガトンガといわれる海底火山があるが、そこで大きな噴火が起こった。
海底火山が噴火して津波が発生するのは、山体崩壊や爆発的な噴火、あるいはカルデラが陥没するなどいろんな要因がある。
そのどれが起こったかすらもいまだにわかってない状況。今後の予測がなかなかつきにくい状況。
1メートルぐらいの潮位変化が観測されたところからある意味で順番に警報が出ていくような状況になっていて、その後、将来予測が難しい。
上げていくのも難しいということは下げるときも難しいというようなことなので少し長丁場になるかもしれないというふうに思っている」

また、今回のような遠く離れた場所での火山の噴火の場合、緩やかな潮位の変化のおそれがあるとして満潮時刻などの情報や今後の火山活動の情報にも注意しながら避難してほしいと話します。

(鹿児島大学井村隆介准教授)「東北で起こった津波のように一気に上がってくるような、潮位変化ではなく、じわっと変わっていくような変化。しかもこれから干潮満潮というようなことで今日は大潮でもあるので、変化が多いときでもある。
(潮の満ち引きが)津波の変化と重なると、今まで以上に大きく上がってくる可能性もあるので、流されないように注意する。
さらに火山噴火そのものも、まだ継続中なので、より大きな現象。
火山的により大きな現象が起こったときには、さらに大きな津波なども観測される可能性あるので、わからない状況ではあるが地震津波に関する情報が気象庁から出されている間は十分な注意が必要。」

気象庁は、午前2時に会見を開き津波警報が発表されている奄美群島とトカラ列島では、警報が解除されるまで高台や避難ビルなど安全な場所へ避難するよう呼びかけています。

専門家も今後の潮位の予測は難しいとして津波警報などの情報が継続されているうちは高台などの安全な場所にとどまってほしいと話します。

(鹿児島大学井村隆介准教授)「暗い状況で不安だと思うが、慌てないで、冷静に少し慌てていただくような感じで避難してもらうのが一番いいとに思う。津波の場合は波に流されるのが一番まずいので遠くに逃げるよりは、高いところに逃げるようなことが大事になってくる。冬場ですので寒いっていうふうな状況もあるので、できるだけ早く家に帰りたいってのはあるとは思うが予測が困難なので、少なくとも注意報、警報が出てる間は安全なところにとどまってほしい」

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