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Friday, February 18, 2022

三浦璃来・木原龍一ペア SP8位…フィギュア - 読売新聞オンライン

 18日のペアショートプログラム(SP)で、三浦璃来、木原龍一組(木下ク)は70・85点の8位となり、19日のフリーに進出した。隋文静、韓聡組(中国)が自身の世界最高得点を更新する84・41点で首位に立った。

 演技後の2人に笑顔はなかった。2人そろって跳ぶ3回転トウループで、三浦のジャンプが2回転になるミスが出た。「失敗を恐れてしまった」と三浦。それでもミスを引きずらずにまとめ、日本のペアでは1998年長野大会以来となるフリー進出を決めた。

 3度目の五輪となる木原は、過去2大会で結果が出せず、「ペアに向いていない」と思っていた。ケガもあり引退を考えていた2019年夏、三浦と初めて一緒に練習した時、ツイストリフトで今までにない高さが出て、「雷が落ちた」。三浦との出会いが、現役続行の決め手だった。

 初の五輪に臨む三浦にとって、木原は「マイナス思考の私をいつも勇気づけてくれる」大切な存在だ。練習拠点のカナダでホームシックになった時は、ハイキングに連れ出してくれた。練習中に過労で倒れて歯を折った時は病院まで車で運んでくれた。リンク内外で絆を深めてきた。

 女子から転向した当初から、三浦には憧れのペアがいる。 平昌ピョンチャン 大会銀メダルで今大会も優勝を狙う隋文静、韓聡組(中国)だ。結成間もない頃は「あんなふうになりたい」と雲の上の存在だったが、今大会前には「雲の中から足先くらいは見えてきた」(三浦)と自信が芽生えていた。それだけに自己ベストを3点以上も下回り、悔しさが募った。

 「今日のことは忘れて、攻めていきたい」と木原。困難を乗り越えてきた2人なら、フリーは笑顔で終われるはずだ。(中安真人)

▽ペアショートプログラム 〈1〉隋文静、韓聡(中国)84・41点〈2〉タラソワ、モロゾフ(ROC)84・25点〈3〉ミシナ、ガリャモフ(ROC)82・76点〈8〉三浦璃来、木原龍一(木下ク)70・85点

 (上位16組がフリー進出)

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