Pages

Saturday, December 24, 2022

箱根駅伝:「山の神」候補2人を擁する城西大、櫛部静二監督が ... - 読売新聞オンライン

 来年1月2、3日の第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞共催)は近年、レベルアップが進み、常連校でもシード権の確保が容易ではなくなっている。各校がしのぎを削る箱根路で活躍しようと、この1年に懸けてきた城西大(埼玉県坂戸市)の選手たちを追った。(さいたま支局・水野友晴)

 城西大は、10月の予選会を3位で突破し、2年ぶりに箱根路へ帰ってくる。前々回の本大会経験者がチームの中軸を担い、期待のルーキーも好記録を連発している。戦力を整え、5年ぶりのシード権獲得を目指す。

 「少しではあるが、例年に比べて選手層に厚みがある」。櫛部静二監督は12日にオンラインで行われた記者会見で、表現は抑えつつ本大会に自信をのぞかせた。

 主力の一人、山本唯翔選手(3年)は前々回の本大会で5区を走り6位だった。 「特殊区間」 と呼ばれる5区は経験の差が物を言い、山本選手も「自分の走りをアピールできる場所だと思っている」。1万メートルの自己記録も2年前のエントリー時より約1分20秒縮めた。

 成長著しいのが1年生の斎藤将也選手だ。10月の予選会はチーム2位の好走で本大会復帰に貢献。また、5区と似た条件で行われた「激坂最速王決定戦」(11月、神奈川県箱根町など)では、山本選手らを抑えて登り男子の部(29歳以下)で優勝し、山登りの適性を感じさせた。櫛部監督は「これまでは5区の弱いチームだったが、今までにない選手がいるので頼もしい」と語り、シード権確保のカギを握る区間の選手選びに頭を悩ませる。

 チーム初のケニア人留学生ビクター・キムタイ選手(1年)は予選会で個人6位に入り、ライバルチームのトップ選手と渡り合った。ほかにも前々回の本大会6区を走った野村颯斗選手(3年)や、1万メートル28分台の記録を持つ木村吉希選手(4年)、平林樹選手(2年)など実力者がそろう。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 箱根駅伝:「山の神」候補2人を擁する城西大、櫛部静二監督が ... - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/9W5rix6

No comments:

Post a Comment