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Thursday, June 15, 2023

湯山玲子がこどもクラ コドモ扱いが嫌いなこどものためのクラシックコンサートをプロデュース - VOGUE JAPAN

クラシック音楽の新しい聴き方を提案するトーク&リスニングイベント「爆クラ」でクラシック界に旋風を巻き起こした湯山玲子が、「こどもクラ コドモ扱いが嫌いなこどものためのクラシックコンサート」シリーズの第1弾をプロデュース。五感で味わう、ドキドキと胸キュンのクラシックコンサートを実施する。

同コンサートでは、「子どもの柔らかな頭と感性は、大人よりも曲の本質をつかめる」という想いから、巷に氾濫する「子ども向けクラシック曲」とはひと味違った楽曲をセレクト。今の時代に生きる、お母さん、お父さんたちの感性に合わせたプログラムになっている。

ラテンの情感あふれたヒナステラ作曲の組曲『エスタンシア』より第4曲「マランボ」では、客席の子どもたちを巻き込み、ラテンのグルーヴを手拍子にて一緒にプレイ。さらに、ラヴェルのバレエ『マ・メール・ロワ』より第3曲「パゴタの女王レドロネット」などの名曲のほか、アヴァンギャルドな現代音楽では、風船を使った演出も用意した。キラキラと刺激的で情感たっぷりのオーケストラ楽曲を通して、抽象的な音をたのしむことができるクラシック聴覚を鍛えることができる。

指揮はフランス・ドーム交響楽団音楽監督の阿部加奈子が、管弦楽は伝統と革新を取り入れ、常に新しいスタイルを生みだしながらクラシック音楽の本質を探求するパシフィックフィルハーモニア東京が担当。音楽の旅の水先案内人となる司会進行は、クラシック音楽が大好きなデコボココンビ、現代美術アーティストでフラミンゴの妖精であるフラ美と、ドラァグクイーンでタコの国の女王であるタコ江が務める。

今回のコンサートの開催にあたり、湯山からVOGUE読者宛てにもらったメッセージを紹介する。

「子ども向けのクラシックコンテンツはインフレ状態だというのに、そのどれもが、“簡単でわかりやすい”曲と幼児番組風MCばかり。しかしながら、クラシックを頭でっかちにとらえ、権威にひれ伏す大人と違って、子どもの柔軟な感性はオーケストラの様々な響きにビビッドに反応するはず (私自身、作曲家の家に生まれるという特殊な環境から、小学生時分から、ガンガン現代音楽を聴いていて、それはモーツァルトよりもお気に入りでした)。今回はゼロ才児からお年寄りまで、全年齢に解放する“自由で楽しい”コンサート。ポリリズムに合わせて、観客が手をたたき参加するのは、ヒナステラ作曲『マランボ』、ヨハンシュトラウスのカミナリポルカもあれば、風船を使った現代音楽最前線もあります。

クラシック音楽の中に確実に存在する、愉楽、ユーモア、遊び心、ダンサブル、そして切なさを感じていただけるプログラムは必見です」

阿部加奈子

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