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Tuesday, May 7, 2024

フルメンバーのJ1首位・町田が示した今までにない破壊力 選手たちは過酷な競争にどう反応したのか? - スポーツナビ - スポーツナビ

 立ち上がりの町田は京都の鋭い出足に苦しんだが、22分にミドルカウンターからオ・セフンが先制ゴールを挙げる。

 そして、後半開始と同時に平河がピッチへ送り込まれた。さらに60分から藤尾とデューク、73分からはデュークが投入された。一般的にリードしているチームはカードを出し渋るものだが、黒田監督は早いタイミングで両サイドハーフ、2トップを丸ごと入れ替えた。

「京都さんがかなりハイラインだったので、背後を徹底して突く狙いでした。ディフェンス(DF)ラインを下げさせることで、相手の攻撃(力)も半減するだろうと考えました。FWとサイドハーフは体力を少しずつ消耗していくわけで、4枚の駒を変えてもう1回フレッシュな状態でスイッチを入れる――。それは我々が狙いを持ってやったところで、功を奏した印象です」

 64分の追加点は交代メンバーのお膳立てから生まれた。左サイドの平河が身体を投げ出して相手のパスをカットすると、藤尾は中央でボールを収める。さらに鈴木準弥のスルーパスにナ・サンホが反応して、鋭い切り返しからシュートを叩き込んだ。75分の3点目も、フリーキックのこぼれ球を交代起用のデュークが冷静に流し込む形だった。

 平河は振り返る。

「フライトが12時間あったので、(京都戦に備えて)できるだけ寝ないで、帰ってから寝るようにしました。自分の特徴を出せれば、おのずと得点につながるのではないかと思って入りました。攻撃のところで優位性も出せましたし、2点目は(平河が)ボールを奪ってからの流れでした。チームには貢献できたと思います」

 ボランチの柴戸海はこう口にする。

「序盤戦では1点を取って少し守備に入って点を取られてしまう、ガンバ大阪戦のような苦い経験もしています。自分たちのプレー、町田のスタイルを変えることなく、行けるときは行くし、守らなければいけないときは守る――。そういう(攻守のバランスを崩さず、前から奪いに行く)姿勢は体現できたと思います。それに相手からしたら(町田の交代メンバーは)嫌だったと思います」

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