不安定な天候で部屋干しをする頻度が増えると気になるのが洗濯物の「嫌なニオイ」。部屋干しをしていても室内を快適に保つためにこの記事を読んでぜひニオイ対策をしてみてくださいね!
「ひとり暮らしだし、洗濯物は部屋干し」という人も、多いのではないでしょうか?
また、風の強い日や雨天などの天気の悪い日には、外に干したくても部屋干しになってしまいますよね。
そこで今回は、部屋干しのときに発生しがちな「嫌なニオイ」を軽減するための干し方のコツとポイントについてまとめてみました。
「嫌なニオイ」を軽減するための干し方
ポケットを出して干す
1枚の服でも、乾きやすい部分と乾きにくい部分があり、乾きにくい部分が湿っているまま取り込んで嫌なニオイになってしまうという場合もあります。
とくに乾きにくいポケットは、出して干しておくと乾きやすいです。ポケットを出すよりも裏返して干したほうが乾きやすいと思う服の場合は、裏返して干しましょう。
ポケットだけを出して干したほうがいい服の具体例としては、
- 服の表にボアがついている
- 服の表のデザインが複雑で、ところどころ厚みが違う
- 裏返すと、表に戻すのが大変な服(袖がすごく細い・すべらない生地など)
などがあります。
フードを洗濯バサミで留める
フードのついたパーカーなどは人気ですが、フードの部分が乾きにくいのが難点です。
とくに、フードの先の部分や首回りなど、干したときに生地が重なる部分が乾きにくくなっています。
そのため、まずはハンガーにフードつきの服をいつものように干し、フード側から8~9センチほど離したところに別のハンガーを引っ掛けます。
そして、フードを引っ張って、ハンガーの真っ直ぐになっている部分にフードの裾を引っ掛け、洗濯バサミで留めておくと乾きやすいです。
跡がつきにくい洗濯バサミは、100円ショップなどでも売られているので、探してみてくださいね。
また、フード側から8~9センチほど離したところにミニハンガー(角が丸いものがオススメです)を引っ掛け、フード部分を広げて干しても乾きやすくなりますよ。
重ならないように干す
スペースが限られているため、洗濯物を詰めて干すという人もいますが、乾きにくくなってニオイが発生する原因になります。
洗濯物が多い場合は急ぎのものを先に洗濯し、乾いてから次の洗濯をするようにするか、乾きにくいものはコインランドリーの乾燥機を利用するようにしましょう。
カーテンレールに干さない
洗濯物を干す場所が足りずに、カーテンレールやドアの上部の凹凸を利用して干そうとする人もいますが、洗濯物だけではなくカーテンにも湿気が移り、嫌なニオイやカビ発生の原因にもなるので控えましょう。
どうしてもその日に大量に洗濯しなければならない場合には、コインランドリーの乾燥機を利用するのがオススメです。
できるだけ乾燥した場所に干す
洗濯物を干すときは、除湿器のある部屋や浴室乾燥をかけている浴室で乾かすのがオススメです。
干す場所が乾燥していると洗濯物が乾くのも早くなり、嫌なニオイも発生しにくくなります。
ただ、お風呂場に洗濯物を干してドアを閉めてしまうと、今度ドアを開けたときに、少し「ムワッ」とした生あたたかいようなニオイがすることがあります。
その場合には、窓を開けて換気し、嫌なニオイを溜め込まないように注意しましょう。
では次に、「嫌なニオイ」を軽減するためのポイントを4つ、ご紹介します。
「嫌なニオイ」を軽減するための4つのポイント
1. 部屋干し用洗剤を使う
部屋干し用の洗剤は通常の洗剤と違い、「生乾き」のニオイを抑えてくれる効果があるようです。
現在では「部屋干し用」に限らず色々な用途別に衣類用洗剤が出されているので自分の好みのものを見つけてみてはいかがでしょうか?
2. 乾きにくい部分をしっかりとチェックする
スカートの袖や裾の部分だけを触って、「乾いた」と勘違いして洗濯物を取り込んでしまう人も結構いるようです。
衣類にはフードやポケットの部分、脇の下や股下など、乾きにくい箇所がいくつかあります。
こういった部分を確認せずに、床に下ろしたまま放置したり、畳んでクローゼットにしまったりすると、洗濯物が生臭くなってしまいます。
乾きにくい箇所についても、しっかりとチェックしてから洗濯物を取り込むようにしましょう。
3. 乾いた服を下ろして間隔を広げる
同じように洗濯をしても、生地や素材によって、「乾きやすいもの」と「乾きにくいもの」があります。
「乾きやすい素材」は、
- ポリエステル
- ナイロン
- アクリル
などです。
逆に「乾きにくい素材」は、
- コットン
- ウール
などです。
なので、すべての洗濯物が乾いてから下ろすのではなく、早く乾いたものから下ろして、まだ乾いていない洗濯物と洗濯物の間隔を空けてあげましょう。そうすることで、残りの洗濯物が乾きやすくなります。
4. ニオイがついているものは別洗いする
「乾いた服を下ろして間隔を広げる」の項目で紹介した、乾きやすい素材のポリエステル・ナイロン・アクリルですが、速乾性と耐久性に優れているというメリットばかりではありません。
コットンやウールに比べて、汗のニオイがつきやすく「汗臭い」状態になることが多いというデメリットがあります。
汗のようにハッキリとわかるニオイだけでなく、「何か嫌なニオイがする」と思ったら、ニオイ移りを防ぐためにほかの洗濯物とは別洗いするようにしましょう。
まとめ
防犯面や天候の関係で、部屋干しをすることになったとき、とにかく解決しておきたいのが「嫌なニオイ」ではないでしょうか?
生乾きの嫌なニオイは、部屋全体に広がってしまうこともあります。
そんなときは、今回紹介した「嫌なニオイを軽減するための干し方のコツとポイント」を参考に、気持ちのよい部屋干しライフを送ってください。
Writer:山内 良子
"部屋" - Google ニュース
June 07, 2020 at 04:00AM
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