カプセル回収、はやぶさ2運用
2020年12月7日 午前7時20分宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が投下した小惑星りゅうぐうの石が入るとみられるカプセルは12月6日未明、地球の大気圏に突入し、約30分後の日本時間同日午前2時54分、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠に計画通り着地、回収された。初代「はやぶさ」に続く快挙。打ち上げから約6年間に当たる2195日で52億4千万キロを飛行した探査は完了した。福井県出身の若手研究者2人がそれぞれ日本とオーストラリアで任務に当たり、一大プロジェクトの一翼を担った。福井新聞の取材に対し、JAXAを通じて「日豪のチームが一つになって無事に地球にカプセルを届け、回収できた」とコメントを寄せ、快挙達成の喜びを表した。
現地で回収班メンバーとして活動したのは、坂井市出身の野口里奈さん(32)。JAXA宇宙科学研究所の研究開発員として、りゅうぐうの研究に従事してきた。今回、回収班の募集に志願し、日中の気温が46度にもなる過酷な砂漠地帯に飛び込んだ。
回収班では、落ちてくるカプセルの方位情報を中継する連絡員を務めた。「安全にスムーズに位置の推定作業を進めたい」と念入りに準備、しっかり役割を果たした。
神奈川県相模原市のJAXA管制室で、はやぶさ2の運用に携わっているのは、福井市出身のJAXA研究開発部門第一研究ユニットの研究開発員、吉川健人さん(30)。未明の管制室は、カプセルの回収成功の報に沸いた。「ほっとした気持ちとうれしさで心がいっぱい」と感無量の様子だった
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