● コロナの影響が続く新年 家計の状況が悪化する人も コロナ禍で迎えた2021年。昨年は多くの方が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事にも、収入や支出にも大きな影響が出たことと思います。生活を守るため、例年になく「家計」が意識された年でした。今年はどのような一年になるのでしょうか。 【マンガ】夫の年収700万、42歳専業主婦が家計ピンチを脱出した「魔法の習慣」 昨年の年末も、それまでに悪化していた家計状況がコロナの影響を受けてさらに悪化した、もしくは今後は家計が回らなくなる状況が予測されるなど、コロナの影響で先行きが不安になったというご相談が引き続き、多かったように感じます。 また、「支出を見直してできたゆとりで投資をしたい」「生命保険の保障内容が適切かを見直したい」とった声があるなど、お金の使い方を見直して、将来に備えたいと考えている人も多くいました。今年も家計に関心を持つ人が増える年になるのだろうと予想しています。 ただ、年明け早々、1都3県を対象に緊急事態宣言が発令されるなどまだまだコロナとの戦いが続いています。残念ながら、家計にとっても厳しい状況です。 さて、今回は昨年出会った少し困った家計の事例をご紹介します。
● 再雇用で働く62歳男性 借金地獄に陥ってしまったワケ Tさん(62歳)は小規模な会社で、再雇用で働いています。60歳の時に退職金1000万円を受け取ったのですが、それは貯金と合わせ、住宅ローンの返済に使ってしまいました。定年退職した後は収入が減った一方で、なかなか支出をコントロールすることができず、クレジットカードのキャッシングやカードローンなどで生活費の不足を補っていました。 借り入れたお金は当初、ボーナスで返そうと思っていましたが、現実には難しく、毎月2人の子どもから仕送りをしてもらい、妻(61歳)もパートに出て、なんとか返済しながら生活ができている状態でした。 そんな中、Tさんに病気が見つかりました。すぐさま命に関わる状況ではないのですが、体調不良や通院で仕事を休む日が増えてしまいました。一方で、勤め先の会社はコロナの影響で業績が悪化し、人員を削減することに。Tさんはその対象となってしまったのです。 ただでさえ生活は借り入れの返済でギリギリなのに、収入が今までの半分以下に減ってしまいます。しかし、子どもたちにはこれ以上負担をかけられません。急いで再就職先を探さなくてはと求人に応募していますが、今の体調ではなかなか採用してもらえません。 しばらくは失業給付金がもらえる、来年から特別支給の老齢厚生年金がもらえるなど、収入の見込みは多少ありますが、月の必要額には足りていません。そして貯金がほとんどない今の状況が続けば、だんだんと借り入れの返済はおろか、生活費を確保することもままならなくなってしまいます。 「なんとか家計を立て直したい」と相談に来られたのですが、十分な収入を得るめどが立たないことに加え、「返済」という固定費が大きすぎるため、支出を見直すだけではどうにもできません。この時点での借入総額は、350万円ほど。この借り入れについては法律家に入ってもらうことになりました。
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