コロナ下のテレワーク向け、福井のモータース
2021年2月18日 午後5時10分車を快適なプライベート空間に―。自動車販売、整備の上口モータース商会(本社福井県福井市板垣3丁目、上口浩史社長)は、車内をオフィスやベッドルームのようにカスタムする事業を始めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響によるテレワーク需要などに応える。上口社長は「まちの車屋として社会に貢献できる企業を目指したい」と意気込む。
車内を改装できないかという顧客の要望は以前からあり、実現を模索していた。昨春以降、「密」を避ける風潮が広がり、働き方ではテレワークが普及。上口社長は「車は格好のプライベート空間。時代のニーズにあったものが作れるのではないか」と、昨秋から開発に取り組んだ。
車は主に軽ワゴンを想定。後部座席と荷台部分を改装し、机や棚、マット、電源などを備え付ける。第1弾として商品化したのは3タイプで、仕事スペースになる「SHIGOTO」、寝転べる「NEMURI」、その両方を兼ね備えた「YUTORI」。パソコンやプリンターなどを持ち込んで作業したり、睡眠を取ったりできる。装備は脱着可能で、元の車内に戻すこともできる。
旅しながら仕事もする「ワーケーション」など、アフターコロナのニーズも見据える。改装費は60万円から。軽ワゴン以外の車種、オーダーメードにも応じる。今後は県産材を内装に活用したものや、釣り用として道具の収納に優れたタイプなどを開発する予定。整備を担当する島田竜太さんは「ただ単に車を売る、直すだけでなく、自分たちで創造していきたい」と話している。
からの記事と詳細 ( 軽ワゴンを仕事部屋や寝室にカスタム - 福井新聞 )
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