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Saturday, May 13, 2023

14歳の開心那、Xゲームズ初優勝に満面の笑み「今まではメダル ... - 読売新聞オンライン

 「Xゲームズ」千葉大会第2日(13日・ゾゾマリンスタジアム、読売新聞社協力)――降雨で競技が全て中止となり、12日の予選結果を最終順位とした。スケートボード女子パークは予選1位の (ひらき)心那(ここな) (WHYDAH GROUP)が初優勝。藤井 雪凛(ゆりん) が3位に入った。女子ストリートは西矢 (もみじ) (サンリオ)が2位で赤間 凛音(りず) が3位。優勝はライッサ・レアウ(ブラジル)。男子パークはキーガン・パーマー(豪)が優勝。自転車BMXパークは中村 輪夢(りむ) (ウイングアーク1st)が7位で、ダニエル・サンドバル(米)が制した。最終日の14日はスケートボード男子ストリートなどが行われる。

 降雨で派手なセレモニーを開けない中でも、開は満面に笑みを浮かべた。「今までメダルをとっても2位とか3位だったから」。最高峰のXゲームズのタイトルの喜びをかみしめた。

 前日の予選は1回目で対応力の高さを見せた。コース中央の長いレールに飛び乗った最後のトリックは残り5秒を切った演技時間を計算したもの。試合前の短い練習時間で技の構成を的確に組み立て、「短時間で出したいものを出し切れた」と振り返った。

 12歳で五輪の日本史上最年少メダリストとなった2年前の東京五輪に続き、来年のパリ五輪の出場が有力視される。身長は東京五輪後も伸びて1メートル67になり、スピードは出しやすくなったという。板と車輪をつなぐ金具部分でコースの縁を削るように滑る「グラインド」もより長く滑れるようになるなど、演技の迫力が増している。

 「これからも自分のベストなライン(コース取り)で上位にいきたい」。大きな弾みをつけ、21日からアルゼンチンで始まるパリ五輪予選シリーズに臨む。(佐藤雄一)

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