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Tuesday, October 17, 2023

J1月間MVP 福岡・紺野和也が切り開いた新天地での新境地「今まで ... - スポーツナビ

――紺野選手個人としては、9月のパフォーマンスに手応えはありましたか?

 システムが変わって、よりゴールに近いところでプレーするようになったので、サイドハーフだった頃よりもゴールを決められそう、アシストできそうという感覚が増して、それが実際に結果につながったと思っています。

 もともとサイドに張ってからドリブルする機会が多いプレースタイルだったので、シャドーというポジションに対して、今までは苦手意識がありました。シャドーだとより中央でプレーして、後ろからくるDFなどもチラチラ確認しながらプレーしないといけないのが難しかった。そこも練習から少しずつ改善しようと取り組んで、ちょっとずつ良くなってきていたのが結果となって表れたのかなと思います。

――紺野選手の体格を考えれば、球際の強さや運動強度の高さが求められるアビスパのスタイルを苦手としていても不思議ではありません。どのように適応していったのでしょうか。

 正直、アビスパに移籍するときに「大丈夫かな? プレースタイルは合うかな?」といった不安もありました。でも、守備の強度というのはどのチームでも求められることです。FC東京時代、プロに入ってすぐの頃は強度が足りなくて苦しんだところもあって、そこを長谷川健太監督(現名古屋グランパス監督)にどんどん指摘してもらって、良くなっていった感触もありました。体づくりにも積極的に取り組んで、より強度を出せるような体になってきたというのもあると思います。

――試合のスタッツを見ると、紺野選手はスプリント回数で常にチームでもトップ3前後にランクインしています。アビスパに来て、ボールのないところでの走りの質や量が格段に向上しているのではないでしょうか。

 その実感はありますね。スプリントしているのはカウンターのときか相手にプレスをかけるときだと思うんですけど、そこの強度は本当に大事だなと思います。レイソル戦で決めた2点目もカウンターのスプリントからのゴールでしたし、守備のところでは前線の選手がスイッチを入れていかないと、後ろもハマっていかないですよね。

 こうした基本的なところをしっかりやらないと強いチームには勝てない。今は守備やカウンターの場面でしっかり高い強度を出せているからこそ勝てていると思うので、そこは絶対にサボってはいけないポイントかなと思います。

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