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Friday, September 4, 2020

【ホームズ】withコロナ時代の部屋探しのコツとは? 知っておきたい賃貸物件探しのポイントや注意点を紹介 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

新型コロナウイルスの流行によって外出することが減り、仕事でもテレワークが推奨されるなど、自宅にいる時間が長くなっている人が大多数だと思います。以前と比べて生活環境が大きく変化する中、新たに賃貸物件を探す際にはどのような点に気をつけたらいいのでしょうか。今回は住宅ジャーナリストの山下和之さんに教えていただいた、withコロナの今だからこそ知っておきたい賃貸物件の選び方のポイントや注意点などを紹介していきます。

新型コロナウイルスの流行後、さまざまな企業でテレワークが推奨されるだけでなく、大学でもオンライン授業が導入されるなど大きく生活環境が変化しています。賃貸物件の場合、ほとんどの人はその部屋で生活することだけ考えて選んでいて、自宅で仕事をすることは想定していないと思います。そのため、現在の自宅では狭くてテレワークやオンライン授業がしにくい、同じ空間に子どもがいると仕事に集中できないなど、不満やストレスを抱えている人もいるのではないでしょうか。また、平日の日中に自宅にいることで周囲の騒音や部屋の明るさなど、これまで気にとめていなかったことが気にかかり、引越しを考える人も多くなっているようです。

そこで、住宅ジャーナリストの山下和之さんに、withコロナの今だからこそ知っておきたい賃貸物件探しの7つのポイントを教えていただきました。

以前は「家賃は収入の1/3」という考え方が主流でした。しかし、これは終身雇用が当たり前で、長く勤めればその分給与がアップしていた時代のことです。現在では「家賃は収入の1/4~1/5」という考え方が主流になってきているそうで、たとえば収入が月に25万なら家賃は6万円ほどに抑えたいところです。

新型コロナウイルスの影響で今後の増収がなかなか見込めない人など、場合によっては今より安い賃料の住まいに引っ越す必要があるかもしれません。駅近など利便性の高い場所で探すと、より狭い間取りなどの住環境が悪い物件になってしまう可能性が高くなります。その場合は、駅や便利な商業施設などから少し離れた場所になっても、現在と同じか多少広めの住まいを探すのがおすすめです。

テレワークにおいては集中して仕事ができる環境を確保することが何よりも重要です。「仕事が進まない」「家賃を払わなければ」という板挟みの状態ではストレスから十分なパフォーマンスを発揮できない可能性があり、収入への不安もますます強くなってしまいます。

一度、冷静な状態で収入面や必要な環境など、さまざまな条件を検討してみることも大切ではないでしょうか。

広いワンルーム

これから賃貸物件を探す場合、テレワークで自宅勤務をすることを想定して仕事用のスペースを確保できる広めの部屋を探したほうがいいでしょう。一人暮らしであれば広めのワンルームを借りて簡易的な仕切りを立てる、カーテンを設置するなどして仕事に集中できるように工夫をしましょう。ワンルームであれば、仕事用のスペースは3畳もあれば十分です。それ以上の広さとなると、都心では探すのが難しくなってきます。テレワーク前提でほとんど出社する機会がない場合なら郊外に選択肢を広げ、2DKや2LDKくらいの広さの物件にするということも可能です。

新型コロナの流行前は、平日昼間の自宅周辺の環境をあまり気にしたことはないかもしれません。しかし、テレワークが増えると日中に外遊びをする子どもの声や近隣の学校のチャイム、車の交通量や騒音など、周囲の環境音が気になる可能性があります。そのことをふまえて新たに賃貸物件探しをするときは、以下の点についてチェックしておきましょう。

平日の昼間の周辺環境についてリサーチしておく

新たに賃貸物件を探す場合は休日に内見などを行うことが多いので、平日の状況には気付けないことがあります。不動産会社の担当者と一緒に内見するときだけでなく、できるだけ平日にも足を運び、物件の周辺環境を確認し、自宅で仕事をするのに向いているかを確認してみましょう。

また、テレワークでほとんど自宅にいる状態では、近くに日常生活の必需品を買えるコンビニエンスストアやドラッグストアが必要です。大きなショッピングセンターでなくても構いませんので、食料品や日用品が買えるお店が近い物件を選んでおくとよいでしょう。

実際に現地を訪れる

最近ではインターネットで物件探しをしてそのまま契約してしまう人も少なくありませんが、賃貸物件であっても必ず実際に物件や周辺環境、最寄り駅までの道を自分の目で確認し、問題がないか見ておくことを忘れないようにしましょう。

電車通勤

テレワーク中心の生活になることの大きなメリットは駅までの距離や通勤・通学の所要時間などを考える必要がなくなり、いわゆる「駅近」物件であることにこだわる必要がなくなるということです。通勤時間や最寄り駅まで歩く時間を考えて駅近の狭い物件で我慢していた人も、そもそも通勤する必要がないなら、以下のような物件に引越すという選択肢も出てきます。

都心から1時間程度の物件

首都圏で都心から1時間程度離れれば賃料は格段に安くなります。テレワークが続く間はそうした物件に仮住まいして貯蓄を増やしておき、新型コロナウイルスの流行がある程度落ち着いた後でマイホームの購入や別の賃貸物件を検討してみるのもいいでしょう。

田舎など遠隔地の格安物件

テレワークやオンライン授業が主体でほとんど通勤・通学が必要ない人なら、思いきって田舎などの遠隔地の格安物件を借り、毎月の固定費をグッと下げるのもひとつの手段です。空き家バンクなどで探すと、都心近くや駅近と比べて非常に安い価格で借りられる物件は少なくありません。

賃貸住宅は分譲住宅と比較して基本性能が低めであることを念頭に置いて探す必要があります。耐震性や断熱性、遮音性などはどうしても分譲住宅と比べると、劣る傾向にあることは否めません。今後も自宅で過ごす時間が増えることを考えると、以下の点を意識して物件を選ぶのがよいでしょう。

遮音性を重視するなら鉄筋コンクリート造を選ぶ

テレワークやオンライン授業で遅くまで仕事や授業を受ける場合は、その音が近所迷惑になる可能性もあります。Web会議など声を発する場合などは特に注意が必要でしょう。逆に隣の部屋の生活音や上階の住民の足音などが気になることもあるかと思います。

こうしたことをふまえると、遮音性の高い鉄筋コンクリート造などの物件がおすすめです。ただし、その場合は家賃がどうしても高めになってしまいますので、収入や今後予測できる状況を考えて慎重に物件を選ぶ必要があるでしょう。

木造物件では光熱費も高くなる

テレワークで見過ごすことができないのが光熱費です。特に断熱性が低い木造アパートなどでは、冬場は暖房、夏場は冷房が欠かせません。熱中症などのリスクも高い近年では、できれば断熱性の高い鉄筋コンクリート造に住むのが理想ですが、前述のように家賃が高く、物件数も少ないのが現状です。

テレワークイメージ

賃貸物件を選ぶとき、風呂トイレ別・2階以上・室内洗濯機置き場など人によってどうしても譲れないというこだわり条件はあると思いますが、コロナ禍の現状をふまえて特に重視するべき条件を紹介します。

インターネット接続環境

Wi-Fiなどのインターネット設備が賃貸物件に含まれている場合も、光回線やポケットWi-Fiなど自前の回線を使う場合も、インターネットへのつながりやすさを確認しておくのがおすすめです。テレビ会議やオンライン授業などでは大容量の通信を行いますので、回線速度や通信量に気をつけなくてはなりません。

エアコン

暑さや寒さは仕事などを行ううえで大きなストレスになりがちです。現在では最初からエアコンが備わっている物件が多いですが、古いアパートなどでは備わっていない場合もあります。できるだけエアコンが備わっており、仕事を行うスペースは空調が調節できる部屋にするなど、内見するときに確認しましょう。

新型コロナウイルス対策ばかりに意識が向かいがちですが、忘れてはいけないのは自然災害のリスクです。日本は自然災害の多い国なので、ハザードマップをしっかり確認し、できるだけリスクの少ないエリアの物件を選びましょう。

近年では地震に加え、台風や大雨などによる水害のリスクも増えてきました。そのため、土地の形状にも注意しましょう。川の近くや以前川が流れていた場所、貯水池や田んぼの埋め立て地などは地盤が弱く浸水する可能性があります。ほかにも、水に由来する地名がついている場合は過去に水害があったなど、水にゆかりのある土地である可能性があるため、事前に調査するとよいでしょう。

また、崖などは土砂災害のリスクがあります。造成地の場合は、造成前の土地利用についても古い地図やできるなら近所に長く住んでいる人などに確認しておきましょう。アパートなどの場合は災害対策があまり行われていない物件も多くあります。安心・安全を優先的に考えましょう。

内見イメージ

内見はインターネットで完結できるケースが増えてきたこともあり、それだけで完結させてしまう人もいるのですが、物件はやはり一度は直接見に行ったほうがよいでしょう。その際には、思わぬトラブルに見舞われないよう、以下の点を確認してみましょう。

実際に内見した場合は、押入れやクローゼットの中の奥行きなどの広さを把握することができます。押入れやクローゼットの収容力の確認のほか、実際に確認することで、雨漏りや水漏れなどの跡がないか確認することができます。併せて屋根や水回りなども確認しておきましょう。

メジャーを使って採寸して、手持ちの家具やデスク、テーブルなどを持ち込めるか、どこに置くかなど検討しましょう。出入口の幅や梁(はり)の出っ張りなど、図面だけでは確認しにくい場合も多く、入ると思っていた家具が入らないこともあるので、しっかりと採寸しましょう。

自宅だけでなく周辺環境を実際に歩いて確認することで、住んでみた場合のシミュレーションを行いましょう。ネットの情報とは違ってお店が遠い、坂が多くて移動するのがつらいなど、行ってみて分かることもあります。しっかりと事前に調査し、借りた後に後悔しないようにしましょう。

不動産会社には物件を決める前に聞いておくべきことがあります。必ず担当者に確認し、自分でも現地や周辺環境を確認しましょう。

まず、借りようとしている物件や周辺地域で新型コロナの感染が発生していないかどうか確認しましょう。もし物件で発生している場合は、その後どのような対策が取られているか確認してみましょう。周辺地域でかかった人がいる場合は、人の集まる繁華街などでは特に、感染予防を意識しましょう。

また、事前に近隣住民の家族構成や年代などを聞いておくことで、後のトラブルにつながる可能性を低くできます。近所に小さな子どもがいる家族が多い場合などは、日中仕事をしている時間帯に、生活音が気になって仕事に集中できないこともあるかもしれません。静かな環境を求めている人は事前に確かめておきましょう。ほかにも、周辺の家賃相場と比べて安い場合は、物件に何らかの問題がある可能性もあるので、そちらもしっかりと確認しておきましょう。

物件は実際に訪れて自分の目で確認することが望ましいですが、遠方に住んでいるなど、置かれている環境によっては難しい場合もあります。近年では内見もオンラインで可能な不動産会社もあります。オンライン内見は遠くから引越す人にも非常に便利なシステムですが、以下のようなことに注意しましょう。

実際に現地に行くわけではないため、画面を見ているだけで判断できないことも少なくありません。騒音など過去のトラブルや周辺環境、災害リスクなど気になることは質問しましょう。チェックしておきたい点はあらかじめ書き出しておくと当日の聞き忘れを防ぐことができます。

オンライン内見はインターネットに接続して行います。そのため、動画の閲覧などで自身のネット環境に通信制限がかかっている場合などでは、オンライン内見がスムーズに行えない可能性があります。当日になって焦らないよう、あらかじめ良好な通信環境を準備しておきましょう。

LIFULL HOME’Sでもオンライン内見や重説(重要事項説明)のサービスを行っているのでぜひ、利用してみてください。

withコロナ時代の賃貸物件の探し方についてまとめてきました。物件探しのコツとしては、テレワークが前提なら駅や都心から少し離れた場所で探すことや、平日昼間の住環境や災害リスクに注意することです。そして、必ず自分で一度は現地に行き、周辺や賃貸物件の状況を確認することが後悔を避け、より良い住まいを見つけられる近道になるでしょう。

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September 03, 2020 at 08:00AM
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