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Wednesday, December 9, 2020

ラポーゼかわだ一新、浴室付き部屋も - 福井新聞

漆器の産地・福井県鯖江市の温浴宿泊施設

2020年12月9日 午後5時10分
新設された特別室=12月5日、福井県鯖江市上河内町のラポーゼかわだ

新設された特別室=12月5日、福井県鯖江市上河内町のラポーゼかわだ

 福井県鯖江市河和田地区の温泉宿泊施設「ラポーゼかわだ」(上河内町)で、市が2018年度から進めていた大規模改修工事が終わり、12月5日リニューアルオープンした。「伝統工芸の美技に触れる」を統一イメージに、地元の越前漆器の技術を内装に取り入れるなど、歴史・文化を感じながら滞在できる施設となった。

 工事は北陸新幹線敦賀開業で来訪者が増えることを見据え、3カ年で実施。18年度に実施設計を行い、19年度に厨房・レストランと新宿泊棟、20年度にロビー・ホール棟と体験棟を改修した。総事業費は約2億5369万円で、一部は県の補助金を活用した。

 新装されたロビーをはじめ、全体に木目調で仕上げた。ロビーやレストランなどの壁面には、艶のある漆塗りのパネルを張り付けた。電灯の丸いかさは、木工職人が曲げわっぱの技術を生かして作った。

 新宿泊棟は無料休憩所を使いやすくしたほか、浴室を備えた特別室(和洋室)2部屋を新設した。またインバウンド(訪日外国人客)対応へ、館内の案内表示に絵文字「ピクトグラム」や英語表記を加えた。

 約40人が出席して記念式典が行われ、佐々木勝久市長、杉本達治知事らがテープカットして完成を祝った。佐々木市長は「この施設をご利用いただき、丹南各市町、福井県のさらなる発展に寄与したい」とあいさつした。引き続き出席者は館内を内覧した。

 ラポーゼかわだは1995年7月オープン。鉄筋コンクリート一部木造の3階建てで、延べ床面積は約3888平方メートル。日帰りや宿泊で利用でき、入浴、食事、パン作りやそば打ちなどの体験が楽しめる。

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