夏帆(29)主演のNHKの特集ドラマ「星とレモンの部屋」が、3月19日午後10時(総合)に放送される。
脚本家の佃良太さん(28)の「第44回創作テレビドラマ大賞」大賞受賞作をドラマ化。社会問題となっている引きこもり家族の「8050問題」がテーマ。老いた両親が亡くなった後に子どもたちが死体と暮らしていたという痛ましい事件をベースに、チャットで知り合った引きこもりの男女に起きる、ある1日のドラマを描く。
引きこもり歴18年の里中いち子を夏帆が、同じ引きこもりの青年・涼を宮沢氷魚(26)が演じる。物語は、涼とのチャットが世界との唯一のつながりといういち子を何とかしたい母親の初美(原田美枝子)が持病で倒れ、パニック状態のいち子は助けを求めることができない。母はすでに冷たくなり、いち子からSOSを受けた涼は不思議なほど冷静だった。実は涼にも隠された秘密があった―。
夏帆は「引きこもり、と聞くと、犯罪予備軍だとか、怠惰な人たちだとか、いわゆるステレオタイプのイメージが浮かんでしまうと思います」とした上で、「でもそういう人たちはごく少数で、彼らは世間から圧迫された被害者なのだと、人一倍繊細ないち子を演じていて感じました」とコメント。「生きづらさを抱えている人たちに、少しでも光りが見えるような、そんなドラマになっていたらうれしいです」としている。
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