ブシロード、日本テレビ、タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」などが手がけるメディアミックスプロジェクト「擾乱(じょうらん)-THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD-」が始動した。アニメを軸に舞台などを展開するプロジェクトで、テレビアニメが4月にスタートする。「擾乱」でまず驚かされるのは、日本テレビ、ブシロード、BAKKEN RECORDという異色の“座組み”だ。異色の座組みで挑む同作について、ブシロードの木谷高明会長は「今までにない挑戦」、BAKKEN RECORDの大松裕プロデューサーは「化学反応に期待している」と話す。木谷会長、大松プロデューサーに「擾乱」に懸ける思いを聞いた。 【写真特集】ビッグプロジェクト「擾乱」 豪華声優陣も すごい…
◇作家性が強い作品にチャレンジしたブシロード
「擾乱」は、明治64年、94歳の徳川慶喜が絶大権力を維持し続けている日本で、慶喜暗殺をもくろむ反体制派組織・クチナワと政府の闇の処刑人組織・鵺(ぬえ)の戦いを描いた作品となる。スタイリッシュな映像、シリアスな展開、ダークな世界観などが魅力で、声優陣が出演する舞台が上演されるなどメディアミックスも展開される。アニメやゲームなどが人気の「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれたリアルバンド「RAISE A SUILEN」がアニメのオープニング主題歌、エンディングテーマ曲を担当する。
前述のようにこれまでにない座組みで、大松プロデューサーは「ブシロードさんに興味を持ってもらえるとは思っていませんでした」と明かす。木谷会長は「ブシロードは、こういう作家性が強い作品はチャレンジしてきませんでした」と話す。
「ブシロードは、カード、音楽、グッズなど出口がハマるものを作りがちなんです。商品化しやすいかを考えて、キャラの数も考える。今回は、作品から熱を作ろうとしています。作品には、作家性寄りのものと、エンタメ性寄りのものがありますが、ブシロードはエンタメ性寄りなんですよね。一方で、作家性の強いものもやりたい。また、ブシロードでは珍しく、キャラクターが男女半々出てくる作品でもあります。今回、ご一緒できてうれしいです。ブシロードとしては今までにない挑戦です」
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