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Tuesday, September 1, 2020

銀行員「初めての転職」のための5ステップ、トップエージェントが直伝!(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

 先が読めないこのご時世において、どうしたら満足のいく転職活動ができるのか。特集『銀行員完全転職マニュアル』(全17回)の#2では、初めて転職を考え始めている銀行員のために、金融領域を専門とする転職エージェントから基本の5ステップを聞いた。(ダイヤモンド編集部 田上貴大) 【この記事の画像を見る】 ● まずは求人情報や縁故人脈から情報収集! 銀行員「初めての転職」のための5ステップ  「異業種に転職すると周囲に伝えたら、同期、先輩、後輩とあらゆる人から相談を受けた。その数はざっと20人に上ったが、実際に会って話を聞いたのは数人だけだった」  メガバンク最大手の三菱UFJ銀行を辞めたある元行員は、銀行員人生の最後の瞬間をこう振り返る。足元で転職する銀行員は急増している。ただ、この元行員が相談を受けた同僚の中にも、「ノウハウもなく踏み切れない人が多かった」というように、周囲の転職動向を気にしているものの自分が転職するイメージが湧いていない人が大多数のようだ。  転職を考えているが、何から始めたらよいのか分からない――。そんな悩みを持つ銀行員にとって役に立つ、失敗しない転職に必要な五つのステップを、金融領域専門の転職エージェントであるKANAEアソシエイツの阪部哲也社長に紹介してもらった。

 「転職市場では、(求人側と求職側の間に)甚だしい情報の非対称性がある」と阪部氏は語る。「学生時代には大学受験のために何年もかけて準備する一方で、年収が倍増する可能性がある転職活動に対しては、なぜか2週間しか準備期間を割かない人もいる。その時間が限られるからこそ、嫌がられるほど転職エージェントに話を聞くなど貪欲に取り組んでほしい」(阪部氏)。 ● ステップ1 求人サイト・縁故人脈から情報収集  まず事前準備として最初に実行すべきステップ1が、求人サイトや縁故人脈を利用して転職に関する情報を収集することだ。特に、あなたの周囲には転職済みの元職場の同僚や上司が必ずいるはずだ。こうした金融人脈への相談は、転職活動において大きな意味がある。  情報収集の目的は大きく二つある。一つ目は、転職先の候補となる他社や他業界の実情を知り、自分にとって向いているか不向きかを聞くことだ。また、高校時代や大学時代の友人など、自分をよく知る人の意見を複数聞くことも役に立つ。これは、ステップ2につながる。二つ目の目的は、すでに転職済みの元職場の人間だからこそ知っている、実際に利用した優秀な転職エージェントについて聞くことだ。これはステップ3につながる話となる。  どちらの目的についても詳細を後述するので、ここでは転職活動の初めの一歩は、良き相談相手を見つけることが大事だと覚えてほしい。 ● ステップ2 自分の強みを知り履歴書を作る  次にステップ2として、履歴書や職務経歴書を作るために、自分の「強み」を知るべく自己分析を行ってほしい。  転職活動における自己分析では、自分がどんな仕事をしたいかを探り、その過程で自分がどういう人間か、どの場面でうれしいと感じるか、何の能力を高めたいのかについて理解を深めていくことになる。特に、気付いてほしいのは自分の強みであり、阪部氏によると強みとは「大半の人間がストレスだと感じるが自分は感じないもの」だという。つまり転職活動では、選んだ仕事でやりがいを感じながら、自分がストレスを感じるポイントがその仕事において致命的ではないことが大事になる。  「その業界内で競争優位性を発揮できる自分の強みは意外なところにあり、優秀な人材でも客観的に認識できない」(阪部氏)。だからこそ、ステップ1で記した他社や他業界の人、かつての同級生の意見を聞くことが大事になる。働いている人は必ず知っている、他業界特有のストレスポイントにも気付くことができるからだ。  また、自己分析には実際に面接を受けることも有効な手だてとなる。個人情報をさらして外部の評価を受けることで、自分に何が足らず何を学ばないといけないかに気付くきっかけになるという。

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