京都の東福寺で17日朝、重要文化財に指定されている「日本最古のトイレ」に乗用車が突っ込み、木製の扉が壊れた。運転していたのは、文化財保護団体の男性職員だった。
警察によると、男性は東福寺で同日午前9時半ごろ、車のギアがバックに入っていることに気づかないままアクセルを踏み、誤ってトイレの建物に突っ込んだ。けが人はいなかった。
建物内の用を足すための部分は無傷だった。
東福寺にあるこの共同便所は室町時代(1336~1573年)に建設されたもの。
同紙が掲載した画像には、約700年前に建てられた木製の扉と柱に車が突っ込んだ様子が写っている。
東福寺資料研究所の石川登志雄所長は「今までにない大きな事故であぜんとしている。一日も早い復旧を目指す」と話したという。
別の関係者は、損傷は修復可能だが、元の状態に戻すには多くの作業が必要だと述べた。
深さ約30センチの穴でできたトイレ約20個が2列に並ぶ日本最古のトイレは、寺の修行僧100人以上が一斉に駆け込んでいたことから「百雪隠(ひゃくせっちん)」とも呼ばれると、朝日新聞は伝えている。
からの記事と詳細 ( 京都の「日本最古のトイレ」に車突っ込む 文化財保護団体職員が「誤ってアクセル」 - BBCニュース )
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