カブス４－１カージナルス（４日＝日本時間５日、シカゴ）米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手（３４）がカージナルス戦に先発して７回を１安打１失点と好投し、両リーグ単独トップの７勝目（１敗）を挙げた。無四球で１１奪三振と圧巻の内容で、メジャーで自身初の７連勝。防御率１・４４、６３奪三振もナ・リーグ１位で、主要部門で３冠だ。チームは４－１で勝った。 同地区のライバル、カージナルスとの心理戦も制し、ダルビッシュが７連勝をマークした。 「今までにない配球をすればカージナルスが混乱すると思って、早いカウントで緩いカーブとチェンジアップを序盤に多く投げたのがよかった」 互いに手の内を知る相手に“先制攻撃”。一回先頭のウォンを２球で追い込み、決め球には８８マイル（約１４２キロ）のチェンジアップ。得意のスライダーかカットボールか、それとも直球か。そんな読みを外す球種で空振りの３球三振に仕留めた。 五回まで完全投球。六回先頭でカーペンターに右中間へソロを打たれた。しかし打球角度３４度と高く上がり、初速９５・７マイル（約１５４キロ）。本塁打になりやすい打球速度と角度、通称バレルゾーンは外れていた。「外野フライだと思った」。風に乗っての被弾となったが、７回１失点。１０１球を投げて１安打無四球、１１三振を奪った。 米メディアからサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）の筆頭候補という“外野の声”が耳に入る。しかしダルビッシュは「周りの評価は関係ないし、一人一人正しい配球をしていくことに集中している。邪念が入らないし、（感情を）コントロールするのがうまくなった」。開幕投手を務めたヘンドリクスから「次の一球に集中する」と助言を受けたという。７勝、防御率１・４４、６３三振はナ・リーグで３冠だ。 「結局自分は（中４日で）５日間に１回しか投げない。あしたから使えないポンコツに戻る」と冗談めかすが、投げるたびに勝利を重ねる。カブスは２３勝１５敗でナ・リーグ中地区首位。２０１６年以来のワールドシリーズ制覇を狙うチームを引っ張っている。
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September 05, 2020 at 01:06PM
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ダル、７回１安打１１Ｋで７連勝！サイ・ヤング賞まっしぐらナ・リーグ３冠（サンケイスポーツ） - Yahoo!ニュース
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